2019年
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デマンド型で実証実験きょうから紫波町 町内網羅の乗り合いバス 行き先に応じ自在に乗降

2019-10-04

4日から実証実験が始まる紫波町の「デマンド型乗り合いバス」のデモ走行

 紫波町は、町内を網羅する交通施策として検討している「デマンド型乗り合いバス」の実証実験を4日から開始する。期間は31日まで。実験結果から運用上の課題を洗い出し、2020年4月1日の運行に反映させる。3日には実際の車両、システムを使用したデモ走行が行われ、実験開始に備えた。

 デマンド型乗り合いバスは、路線や時刻表を設定せず、ドアトゥドア方式で利用者の要望に応じ運行する交通。町は新たな公共交通として、導入に向けた検討を進めてきた。

 実験期間中は毎日運行し、時間は午前8時から午後5時半まで。利用者は、電話(652―3721)または予約サイト(https://passenger.savs.miraishare.com/shiwacho/)で▽乗車場所▽降車場所▽乗車人数(最大4人)▽乗車希望時刻▽名前▽電話番号―を伝える。電話は当日分と翌日分の予約ができ、時間は午前8時から午後10時。予約サイトは当日分のみ受け付け、時間は午前6時から午後5時。町民以外も利用可能。

 町内に限り定額で運行する。1回の料金は、乗り合いなしの場合は大人500円、小学生200円。乗客が2人以上、または乗り合いありの場合は大人300円、小学生100円。

 運行事業者はヒノヤタクシー(大野尚彦社長)=本社盛岡市=で、車両はジャンボタクシー(最大乗客数8人)を3台使用する。配車システムには人工知能を導入し、車両の運行経路などを自動で作成。効率的な乗り合い運行を可能にしている。

 運転手向けのシステム操作講習が3日、町役場で開かれ、配車システムを開発した未来シェア(本社北海道函館市)の松舘渉代表取締役がシステムの使い方を運転手や運行管理者に説明した。

 デモ運行に参加した紫波町二日町の菊地進さん(86)は「免許を返納した高齢者など、利用ニーズはあると思う。本運行時には医大や日赤病院など町外への移動にも対応してくれるとありがたい」と語った。

 町企画課総合政策室の小田中琢志室長は「デマンド型乗り合いバスはドアトゥドアの特性を持ち、多くの利用が見込まれる。いままで循環バスのすこやか号に乗っていなかった子育て世代や観光客などのニーズの掘り起こしも進めたい」と話した。問い合わせは町企画課(電話672―2111)へ。



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