2022年
8月12日(金)

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中央、甲子園へあと一歩 追いつく粘りも実らず 一関学院が12年ぶり全国へ

2022-07-26

閉会式後、胸を張って場内を行進する盛岡中央の選手たち

 第104回全国高校野球選手権岩手大会(県高野連など主催)は25日、盛岡市三ツ割の県営野球場で決勝戦が行われた。盛岡中央と一関学院の一戦は、序盤に一関学院が2点を先制し、中盤に盛岡中央が2点を取り返す展開に。盛岡中央は好機を作るも決め手を欠き、6回裏に勝ち越し点を挙げた一関学院が3―2で勝利。同校の優勝は、2020年に新型コロナウイルスの影響で中止された選手権岩手大会に代わって開かれた夏季県高校野球大会以来2年ぶり。同年は夏の甲子園が開かれなかったため、甲子園出場は10年以来12年ぶり7回目となる。

一関学院3―2盛岡中央


【盛岡中央―一関学院】4回表、同点の二塁打を放った盛岡中央の9番菊池

 主戦齋藤を擁し、接戦をものにしてきた盛岡中央と、今大会無失点で勝ち上がった一関学院の一戦。

 盛岡中央は1回表、先頭の萩生田が内野安打で出塁すると、2番佐々木優吾が犠打を決め、3番三上が死球で出塁。4番小笠原彩の進塁打で2死二、三塁の好機とするも、後続が断たれ、得点はならず。

 2回裏は2死二塁から、一関学院7番千葉の二塁打を浴び、先制を許す。9番菅野の右前打で千葉もかえり、0―2とされた。

 追う盛岡中央は4回表、5番熊谷が初球をたたいて二塁打とし、反撃の流れを呼び込む。7番小笠原颯も四球を選び出塁した。8番齋藤の一ゴロで、三走熊谷がホームを狙ったがタッチアウト。それでも、2死一、二塁で、9番菊池が右中間へ二塁打を放ち、2者が生還し、試合を振り出しに戻した。


【盛岡中央―一関学院】菊池の二塁打で生還した二走小笠原颯と一走齋藤(左から)

 盛岡中央の主戦齋藤は、この日も140㌔中盤の直球を安定して繰り出し、同点となった4回裏からさらに調子を上げて、最速148㌔の直球を軸に一関学院打線をほんろうした。

 しかし、6回裏無死三塁から、一関学院5番小野唯の中前打で1点を勝ち越される。

 盛岡中央は8回表、小笠原彩の右中間二塁打と熊谷の進塁打で1死三塁の同点機をつくったが、生かせず。

 14年ぶりに決勝の舞台に立った盛岡中央。主戦齋藤が球数制限まであと10球に迫りながらも力投し、打線も粘り強さを見せたが、甲子園まではあと一歩届かず、惜敗した。

 ■盛岡中央・奥玉真大監督

 悔しい。選手たちはこの6試合、精根尽きるまで戦ってくれた。4年前に就任し、4年後にこうして決勝の舞台に立たせてもらい、子どもたちに感謝したい。

 諦めることもなく、喜びすぎもせず、「すぎる」ということがないチーム。喜ぶところは喜ぶ、反省するとろは反省するという、しっかり切り替えができていた。

 3年生は、自分が盛岡中央の監督だということを分かって入ってきた最初の学年。つらい思い、苦しい思い、うまくいかない思いを覚悟して入ってきてくれた。本当に成長してくれたし、素晴らしい歴史を作ってくれた。

 ■盛岡中央・菊池快主将

 この仲間と出会って、大会に臨めたことが一番うれしい。去年の秋は(新型コロナの影響で)大会に出られず、春も悔しい思いをしていたので、勝ち負けでなく、やり切ったという思いでいっぱい。

 仲間があっての自分。仲間から普段助けてもらい、感謝している。

 (4回表、同点の2点適時打の打席は)いままで(齋藤)響介に助けてもらった分、自分がキャプテンとしてチームを引っ張っていこうと。甘い球を思い切り打てたのが良かった。率直にうれしかったが、まだ同点だったので、次の萩生田に「打ってくれ」という気持ちだった。

 高校野球は、これからの人生でも忘れることのできない、とても大切な思い出。やり切ったのだから、胸を張って帰ろうと、みんなに伝えたい。



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