2022年
8月12日(金)

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県が対策会議を設置 飼料など価格高騰受け 県内36カ所に相談窓口も

2022-07-27

第1回県農業生産資材・飼料等価格高騰対策会議の様子

 農業生産資材や肥料、飼料などの価格高騰を受け、県は26日、「県農業生産資材・飼料等価格高騰対策会議」を設置し、盛岡市内で第1回会議を開いた。会議は9月下旬までに全3回を予定し、生産者の支援策をまとめた対策パッケージの策定を見込む。同日は併せて、農林漁業者向けの「生産資材等価格高騰に関する相談窓口」を県内36カ所に開設した。

 農業に欠かせない肥料や飼料、燃油などは、新型コロナウイルス感染症や世界情勢の変化、円安などの影響で価格が高騰している。

 2022年2~5月の肥料全体の価格は前年度比約11~12%、飼料全体では約14~16%上昇。光熱動力(ガソリン、灯油など)全体では、約16~23%上昇している。

 こうした価格高騰への対策を的確に講じようと、県と、関係する13の機関や団体で対策会議を設置。情報の収集や共有、生産コストの低減対策の推進、国などの補助事業の導入支援や融資制度活用を進めるとしている。

 具体的な対策内容は肥料、飼料、燃油、融資の4分野で策定。従来の事業を拡充させるなどし、国庫補助や県の補助、マニュアルなどの内容を盛り込む。

 相談窓口は、生産資材などの価格高騰の影響を受ける農林漁業者からの、資金繰りや生産コストの低減対策などの経営全般に関する相談に対応する。

 盛岡地域の窓口は▽盛岡広域振興局農政部(電話019―629―6597)▽盛岡農業改良普及センター(同019―629―6730)▽八幡平農業改良普及センター(同0195―75―2233)▽盛岡広域振興局林務部(同019―629―6611)―など。相談時間は各開庁時間に準じる。

 同会議の照井富也会長(県農林水産部農政担当技監)は会議後、報道陣の取材に応じ、「特に飼料は海外から輸入しており、養鶏や養豚への影響が大きい。肥料は秋から来年の春に向けて経営への影響が懸念される」と会議で出た意見を受け止め、「飼料米の活用でコストを下げるなど本県ならではの取り組みも提案があった」と語る。

 対策パッケージについては「県だけでなく関係団体の取り組みも交え、農業関係団体の一体となったものに仕上げたい。生産者が使いやすい形にしたい」と述べた。



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