2022年
8月12日(金)

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贈収賄容疑で3人逮捕 県警 岩手競馬広告めぐり 齋藤組合業務部長 企画コンペで便宜か

2022-07-29

段ボールを持ち、県庁に立ち入る捜査員

 県警捜査2課と盛岡東署は28日、収賄の疑いで盛岡市向中野の地方公務員(県競馬組合業務部長)、齋藤和博容疑者(60)を、贈賄の疑いで仙台市青葉区の東日本朝日広告社社長、菅原勝朗容疑者(61)と盛岡市本宮の同社社員、中條智之容疑者(55)を逮捕した。岩手競馬の広告代理業務にからむ贈収賄事件として捜査している県警は同日、玉澤賢一刑事部長を本部長とする捜査本部を設置し、県庁を家宅捜索した。

 捜査当局は、3人の認否を明らかにしていない。調べによると、東日本朝日広告社は2018(平成30)年から今年まで5カ年にわたり、県競馬組合の広告宣伝業務を受託していた。 


競馬改革推進室に立ち入る捜査員

 齋藤容疑者は2019年1月18日ごろから今年4月上旬までの間に、盛岡市と奥州市などで収賄した疑い。菅原・中條の両容疑者は2019年9月27日ごろから今年4月上旬まで、齋藤容疑者に賄賂を贈った疑い。

 菅原・中條両容疑者は、便宜に対する謝礼とその後も同様の取り計らいを受けたい趣旨をもって、計10数万円相当の飲食接待と商品券などを渡し、齋藤容疑者はそれを知りつつ受け取ったという。収賄は5年、贈賄は3年の時効があるため、事件に係わったとされる期間には、収賄側と贈賄側にずれがある。


競馬改革推進室内での捜査の様子

 企画コンペでは、齋藤容疑者が恣意的な採点を行い、東日本朝日広告社が業務を受注できるよう便宜を図った。企画コンペに参加したのは東日本朝日広告社だけだった。事前説明会には複数の会社が出席していたにもかかわらず、同社だけが受注していた。



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