2019年
11月20日(水)

おかげさまで創刊50周年

全文を読む

山屋他人と皇后雅子さま 両陛下の即位記念し特別展 盛岡てがみ館 22日にはギャラリートーク

2019-10-19

皇后陛下の写真も展示された盛岡てがみ館特別展「山屋他人と皇后雅子さま」

 盛岡市中ノ橋通1丁目の盛岡てがみ館(及川政己館長)は、天皇、皇后両陛下の即位を記念し、特別展「山屋他人と皇后雅子さま」を開いている。皇后陛下の母方の曽祖父にあたる盛岡市出身の海軍大将・山屋他人(やまやたにん・1866~1940)の書簡を展示。皇后陛下の写真も併せて展示し、盛岡との縁を紹介している。2020年2月26日まで。

 山屋の書簡をまとめて展示するのは初めてで、盛岡の知人に宛てた5点を公開。

 「山屋他人 ある海軍大将の生涯」著者の藤井茂さん(新渡戸基金理事長)の協力で、皇后陛下の祖母の江頭寿々子さんらの書簡、ご成婚前の皇后陛下の写真なども展示され、関心を集めている。

 山屋が、新渡戸稲造の叔父太田時敏に宛てた書簡(1890~1900年代、2月23日の日付)は、南部家の家令を務めた太田の手紙を受けての返信。南部家42代当主南部利祥(としなが)の妹・恭子が島津男爵家に嫁ぐことが決まったことへの喜びがつづられている。

 郷土と県外の県人を結ぶ「新岩手人の会」の機関誌「新岩手人」の会計監査・金子利八郎に宛てた書簡(1933年4月16日)では、自分の意見を述べることは控えたいという理由から同誌に掲載する文章の訂正を申し込んでいる。謙虚で物事を慎重に考える山屋の人柄がうかがえる。

 同館の佐々木早香学芸員は「手紙からは山屋の謙虚さや、海軍兵学校に入学以降、あまり戻ることのできなかった盛岡の人々への思いが表れているようだ。この機会に改めて山屋について知ってもらいたい」と話していた。

 「即位礼正殿の儀」の22日は入館無料で、午前10時半から藤井さんのギャラリートークもある。参加自由。11月3日も入館無料。

 午前9時から午後6時(入館は同5時半)まで。入館料は一般200円、高校生100円。中学生以下と盛岡市内在住の65歳以上は無料。毎月第2火曜日休館(祝日の場合は翌平日)、年末年始と2月4日~10日も臨時休館。電話604-3302。



前の画面に戻る

過去のトピックス