2023年
3月24日(金)

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社会で活躍する能力育む リーダーキッズ岩手2023 長所や協調性伸ばして

2023-01-30

東北初開催のリーダーキッズ研修

 社会で活躍するために必要な能力を育む子ども向け研修、リーダーキッズ岩手2023(日本プロスピーカー協会いわて盛岡支部主催)が28、29の両日、盛岡市盛岡駅西通のアイーナで開かれた。東北では初開催で、児童生徒35人が参加。自身の長所や協調性を伸ばし、自己肯定感を育む各種プログラムが行われ、子どもたちは楽しみながら学びを深めていた。

 人材教育コンサル企業アチーブメントの研修プログラムを用い、選択理論心理士の深沢宗主さんらスタッフが寄り添いながら行われた研修会。

 人にされてうれしいこと、嫌なことを書き出して共有し、協調性を育む「ハートゲーム」や、自分の夢、人には負けない強みを言語化する「未来作文」「勝利リスト」などのワークを実施し、自然に子どもたちの自信が高まるよう促した。

 ほかに親から子へ、子の良い所を書いてあげたり、サプライズで手紙を送ってあげるなどして、愛されているという自己肯定感の育成、子の良い所を親自身が見詰め直す取り組みもされていた。

 深沢さんは、両の手を夢と行動に例えて、高く上げた夢に行動をタッチさせるジェスチャーを交えたりしながら「不安や苦痛があっても、それは成長痛。夢に届くよう挑戦を続けて」などと、子どもに分かりやすく、努力する姿勢を説いていた。

 八戸市から参加した松尾佳歩さん(小4)は「みんなが言われて好き、嫌な言葉が理解できた。見つけた自分の良いところを磨いて、悪いところを直していきたい。将来はおじいちゃんの病院を継げるよう頑張りたい」と自信をつけていた。

 研修を見守った母親の沙織さんは「子どもが感じていることが分かって、共通言語ができて良い。普段思いを伝える機会も少ないので、子への深い感謝を改めて感じる場になった。無条件の愛情を持って育て、子どもを社会へ送り出してあげたい」と目を細めた。

 同支部の木村洋樹副支部長は「この2日間の体験で、『出来る』という眼鏡を持ってチャレンジしていってほしい。親御さんには、子どもたちは既に、主体性や可能性を持っている。宇宙一の理解者として応援していってほしい」と期待していた。



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