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台風多発に備え新た 紫波町古館地区 11月10日避難訓練

2019-10-24

訓練で避難路として使用するこ線橋の状況を確認する前郷自治会の古舘会長

 紫波町古館地区の前郷自治会(古舘雅晴会長)は11月10日、水害を想定した避難訓練を初めて開催する。想定を超える被害をもたらす台風が続く中、住民自らが災害発生時の対応を確認する。古舘会長(69)は「初めて取り組むことで、反省点も出てくるだろう。訓練を通じ、住民に防災意識を持ってもらえたら」と語った。

 訓練には、同自治会の他、近隣の中陣自治会、桜田自治会の住民を含めた約100人が参加する見通し。豪雨による太田川の氾濫、増水による前郷、桜田地区の浸水を想定する。前郷、桜田の住民は、集合場所の中島児童公園からJR古館駅北側のこ線橋を渡り、中陣公民館へ避難する。中陣公民館では中陣地区の住民が炊き出しを行う。地元消防団による講話、各家庭で常備する防災グッズの点検なども予定している。

 古舘会長によると、水害発生時に古館地域では50㌢から最大3㍍の浸水が想定されるという。

 2019年は、日本各地に甚大な被害をもたらす台風が立て続けに発生した。前郷自治会では、避難経路や安全な誘導手順を確認するとともに、住民それぞれが災害発生時の対応について考える機会とするため、今回の避難訓練の開催を決定。計画を聞きつけた中陣、桜田の両自治会も参加を表明した。

 古舘会長は「近年、何が起こるか想定できない世の中になっていて、想定外の災害が起きることも考えられる。そういったときに、ただ助けを待っているだけではダメ。自分たちで動かなければいけない」と開催の意義を語る。「古館ニュータウンができて40年。住民の中には、こ線橋の存在を知らない人もいると思う。まずは地域の人に実際に地域を見て、どんな災害が想定されるか考えてほしい」と話した。



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