2023年
3月24日(金)

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一般会計は過去2番目の195億円 滝沢市23年度当初予算案 自主財源7.3%増 子育て関連に1億1286万円

2023-02-18

 滝沢市は17日、2023年度当初予算案の概要を公表した。22日開会の市議会3月会議に提案する。一般会計の総額は195億円で、前年度比1億4400万円(0・7%)の増。大型施設の整備が相次いだ2015年度に次ぐ過去2番目の規模の大きさとなった。4特別会計と2企業会計を合わせた総額は323億9545万円で、前年度比3億7650万円(1・2%)の増。

  ■歳入

 主な内訳は、市税54億7543万円、地方交付税44億5088万円、国庫支出金38億2881万円、県支出金17億6598万円、地方消費税交付金12億8071万円など。市税収入は、新型コロナウイルス感染症の影響が収束に向かっていることなどにより、市民税個人分と固定資産税を中心に約2億4600万円増と見込む。

 自主財源は71億8147万円で、構成比は36・8%。前年度と比較し、4億9096万円(7・3%)増加した。

 市債は5億9185万円を発行。元金償還額は14億614万円で、23年度末の市債残高見込み額は170億6904万円となる。市民1人当たりに換算すると31万円。

 主要3基金の23年度末の合計残高は、35億7978万円と見込んでいる。

  ■歳出

 性質別では、経常的経費が162億9094万円(構成比83・5%)で、うち人件費などの義務的経費は99億7786万円(同51・1%)。投資的経費は13億3357万円(同6・8%)。ほぼ全額が普通建設事業費となる。

 子育て関連事業に1億1286万円を計上した。県の事業に呼応して3歳未満の第2子以降の保育料無償化や在宅育児支援給付を行うほか、保育所などに対する食材料費の高騰対策補助を図る。

 都市整備関連事業費は4億1705万円。このうち、中心拠点商業地区開発事業費は1億3145万円で、同市鵜飼地区で進める河川切り回しと歩道整備に係る用地購入費や工事費などに充てる。中心拠点形成に係る道路改良舗装工事に要する「向新田線道路改良舗装事業費」には、2億8040万円を確保した。

  ■特別会計・企業会計

 特別会計(国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計、介護保険特別会計、介護保険介護サービス事業特別会計)の23年度当初予算総額は96億481万円(前年度比3・9%増)。

 企業会計(水道事業会計、下水道事業会計)の23年度当初予算総額は32億9064万円(同比3・6%減)。



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