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- 一般会計は144億412万円 紫波町23年度当初予算案 過去2番目の規模 普通建設事業費は22%増
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2023-02-28
紫波町は27日、町議会3月定例会に2023年度当初予算案を提案した。一般会計の総額は144億412万円(前年度比2億9286万円、2・1%増)で、記録の残る2003年度以降では21年度(約146億円)に次ぐ過去2番目の大きさとなった。4特別会計と下水道事業会計を合わせた総額は236億2066万円で、前年度比0・8%の増。
■歳入
町税は、調定見込みに収納率を加味し、前年度当初比1億2104万円(3・6%)増の34億6767万円とした。
町債は、同2865万円増(5・6%)の5億3682万円。歳入全体に占める割合は3・7%と、同7・6ポイント低下した。元金償還額は11億5512万円で、23年度末の町債残高見込みは118億6333万円。町民1人当たりに換算すると、35万9298円となる。
繰入金は、同4037万円増の6億1351万円。23年度末の財政調整基金の残高は7億6411万円と見込む。減債基金、その他目的基金などを含めた基金の23年度末残高は19億6527万円となる見通し。
自主財源は53億5713万円で、同1億6078万円(3・1%)の増。構成比は37・2%で、同0・4ポイント上昇。
■歳出
性質別にみると、義務的経費(人件費、扶助費、公債費)の総額は65億143万円で、全体の45・1%を占める。扶助費は子ども子育て給付、福祉医療給付、障害者などへの給付が増加した。
投資的経費の普通建設事業費も、前年度当初比1億7045万円(22・0%)増の9億4614万円に。保育所施設整備補助や消防屯所の整備、公共施設照明LED化工事などが増加の要因。
新規事業は、建築物補強改修設計委託料825万円、学校跡地活用住民合意プロセスデザイン業務委託料448万円、保育所施設整備費補助4500万円、公共施設照明LED化工事費1347万円、温泉保養公園エリアリノベーション事業費1110万円、消防屯所整備費3926万円を計上した。
紫波町まち・ひと・しごと創生総合戦略推進事業費2263万円、古館駅前都市基盤整備事業費6487万円、紫波中央駅バリアフリー化設備等整備費補助4910万円なども盛り込んでいる。
■特別会計
国民健康保険事業特別会計、後期高齢者医療特別会計、介護保険事業特別会計、介護予防サービス計画事業特別会計、下水道事業会計の予算総額は92億1654万円。
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