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- 齋藤響介投手も旅立ち 体ひと回りたくましく 盛岡中央高卒業式 旧友らと晴れの日祝う
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2023-03-03
卒業証書を持ち、はにかむ齋藤響介投手
盛岡中央高(千葉研二校長、生徒925人)の卒業式が2日、盛岡市盛岡駅西通の盛岡市民文化ホールで行われた。プロ野球パ・リーグの、オリックス・バファローズに所属する齋藤響介投手も出席。318人の同級生らと、笑顔で晴れの日を祝った。
齋藤投手は「久しぶりに制服を着たけど、体が大きくなったからか、ちょっとだけ制服が小さくなったような気がする。筋肉が一番増え、体重は2、3㌔増えた」と自信を漂わせる。
高校時代を振り返ると、「野球部で3年間、みんなと練習してきたのが楽しかった。一緒にやってきた仲間や、先生、保護者の方々にも感謝でいっぱい。高校生活での1番の宝物は同級生。久々にみんなと会って、本当にとても楽しかった。友達とはいつも通りの雑談をして、わちゃわちゃしていた。野球部の仲間とも久々に会い、いろんな会話をして『楽しいな』と感じた」とはにかんだ。
「少し寂しいところもあるけど、これから野球に向けて頑張っていきたい。これからどんどん試合に出られるように頑張るので、応援よろしくお願いします」と深く頭を下げた。
下級生のシャツにサインを書き入れる齋藤投手
野球部の本間崇朗部長(34)は「(齋藤投手は)自己の芯が強い。頑張ると言ったら頑張り、決めたことはやる。これから、私たちに分からないような苦労もあると思うが、頑張ってほしい。応援するしかない」とエールを送った。
式後、元野球部員らが集まり談笑していたところに現れたのは、色紙を持った男子生徒。齋藤投手に声を掛け色紙にサインを書いてもらうと、次はブレザーを脱ぎ、シャツの背中側にもサインを求めた。
サインをもらった紺野大翔さん(2年)は「色紙のサインは、『(齋藤投手に)声を掛けられない』という友達に代わり、もらった。自分は中学のときに野球をやっていて、高校1年生から活躍する齋藤さんを知って、あこがれていた」と満足げだった。
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