2023年
3月24日(金)

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6000人が関門に挑戦 公立高一般入試 大きなトラブルなく 15日合格発表 ウェブサイトでも公表

2023-03-08

試験開始前の試験室=盛岡四高

 県内公立高校の2023年度一般入試は7日、各校で一斉に実施された。県立高全日制と定時制の計65本分校と、盛岡市立高で試験を実施し、約6600人が関門に挑んだ。午後5時時点では、交通機関の乱れなど大きなトラブルはなく終了。合格者は15日午後3時に発表される。

 7日午前9時時点の受験者数(速報値)は、県立高全日制6295人(前年度比407人減)、定時制91人(同25人増)、盛岡市立高196人(同19人増)。受験倍率は、県立高全日制0・8倍、定時制0・19倍、盛岡市立高1・09倍となった。

 県立高全日制の受験倍率は、記録の残る1995年度入試以降最低。2011年度から13年連続で募集定員を下回った。

 また、体調不良や特別な配慮などの理由で、県立高17校32人が特別室で試験を受けた。

 実質定員216人に280人が志願した盛岡四(上柿剛校長)では、午前7時半ころから受験生が到着。緊張した表情で試験室に入り、ノートを見返すなどして開始を待った。同8時半ころ、試験官が受験上の諸注意を説明。スマートフォンを含む電子端末の取り扱いなどを確認した後、顔写真を確認しての点呼が行われていた。

 筆記の学力検査は午前9時10分から、国語、数学、社会、英語、理科の順に実施。新型コロナ感染対策として換気や手指消毒などを徹底。また一般入試では、3年連続で面接を実施しなかった。

 盛岡工業では社会の試験時にチャイムが予定通りに鳴らず、試験官の指示で試験時間を確保した。盛岡南では英語で非常ベルの誤作動があり、作動していた1分未満程度、試験時間を延長した。

 新型コロナやインフルエンザなどを理由に、7日の試験(本検査)を欠席した志願者については、13日に追検査を実施する。県教委によると、7日時点で県立高26校50人が追検査の対象という。

 15日の合格発表は密集防止のため、県教委が用意したウェブサイト上でも、全県立高の合格者を公表する。



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