2019年
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杜と水の都駆ける 初のいわて盛岡シティマラソン フルなどに9229人出走 おもてなしでサポート

2019-10-28

岩手大をスタートするフルマラソンの参加者

 盛岡市の市制施行130周年を記念して、東北の県庁所在地では初めての市内中心部を走るフルマラソン大会「いわて盛岡シティマラソン」(同実行委員会主催)が27日、同市で開催された。事前エントリー1万327人のうち、フルマラソン、ファンラン、ペアランの3種目に県内外から9229人が参加。参加者は官庁街のある市中心部や開発が進む盛南地区、紅葉の始まった御所湖畔など、盛岡の風景を楽しみながら走った。フルマラソンは、男子が埼玉県の河野孝志さん(36)、女子は秋田県の鈴木絵里さん(35)が初代優勝者に輝いた。

 スタート地点となった同市上田の岩手大では、午前9時にフルマラソンの号砲が鳴った。ファンラン(8・8㌔)ペアラン(2・5㌔)と続き、約9千人の参加者が次々と市街地に向かって飛び出していった。真剣な表情で疾走する姿、仮装して笑顔で走る参加者と、思い思いの目標を掲げてゴールを目指した。

 ファンランとフルマラソンのゴール地点となった盛岡中央公園では、大勢の市民やスタッフが参加者を出迎えた。フルマラソンは、ゲストランナーとして参加した神野大地さんが2時間22分27秒(オープン記録)で先頭を切ってゴール。その後、出場選手が続々とゴールゲートを通過した。


いわて盛岡シティマラソンのフルで初代優勝者となった河野孝志さん

 会場では、ゴール付近で盛岡さんさ踊りの太鼓の音色が参加者をねぎらったほか、フルマラソンの完走者にはボランティアの子どもたちが首にメダルを掛けた。ゴールからEXPO会場へ向かう途中では、盛岡三大麺のお振る舞いなども行われ、初開催の大会に訪れた参加者をもてなし、盛岡の魅力を伝えた。

 フルマラソン男子で2時間23分15秒のタイムで優勝した河野さんは、フルマラソン大会での優勝は初めて。共に県内の実業団で走った経験があり、今大会2位となった盛岡出身の島智也さん(34)の誘いで大会に出場を決めた。「いつか勝負しようと話していて、だったら初開催の盛岡で勝負しようと決めた。今は埼玉県にいて、自然というものがあまりない。久々に盛岡を走り、景色がよく紅葉もしていて癒やされながら走った。僕だけが連覇の権利を持っているので、2回目も出てしっかり優勝を狙いたい」と話した。

 フルマラソン女子で2時間50分48秒のタイムで優勝した鈴木さんは、約10年のマラソン歴。記念すべき第1回大会の優勝を目指して参加した。「県庁や御所湖など有名な景色を見ることができ、盛岡の街の景色を楽しみながら走った。途中、御所湖の辺りで本当にきつい場面もあったが、応援の数も思っていた以上にすごくて走り切ることができた。来年以降も参加できれば」と感想を述べた。

 同実行委員長の谷藤裕明盛岡市長は「市にとっては市制施行130周年を記念した初めての大会だった。全国、海外からたくさんのランナーに参加してもらい、市民、ボランティアの皆さんの協力を得て、大変な盛り上がりで無事に終了できたことをうれしく思う。盛岡の街を走ってもらいながら思い出をたくさんつくってもらい、盛岡を全国、海外にも発信できた」と大会を振り返った。



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