2023年
6月9日(金)

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都市公園内施設でのびのびと 盛岡市向中野 市内で最大規模の児童センター落成

2023-04-10

盛岡南地区公園内に開館した向中野児童センター

 盛岡市の向中野小学校区の児童センターとして、向中野児童センター(古玉忠昭所長)が同市向中野の盛岡南地区公園内に開館し、1日に供用を開始した。都市公園内への児童センター設置は同市内初で、施設面積と利用児童数は市内最大規模。9日の落成式には同市や地元の関係者、設計・施工業者、管理運営を担う指定管理者の市社会福祉事業団の職員ら計約50人が出席した。

 同センターは木造平屋建て、延床面積は約480平方㍍。使用している木材の約64%は同市産材。工事は2022年7月から23年3月まで行われ、工事費は約2億100万円。遊戯室や集会室、図書室などを備え、各室から開放的な公園の景色を望む。

 児童が楽しく安全に放課後などを過ごすため設置された同センター。開館からの約1週間(春休み期間含む)は、多い日で児童100人以上が利用。今後、1日平均100人前後の利用を見込む。

 落成式では、盛岡市の谷藤裕明市長が「開館から多くの児童が利用している。今後も、皆さまに利用いただける施設として世代間交流などにも取り組み、末永く親しまれる施設となることを期待している」とあいさつ。


落成式で同市や地区の関係者らがセンター完成を祝った


 竹田浩久市議会議長が祝辞を述べ、「近年、安心して子育てができる環境には関心が高まっており、地域社会全体で子どもを育てる環境づくりが重要となっている」と強調。

 本宮地区福祉推進会長を務める長岡利明市議は、23年度の向中野小の児童数が前年度から増加したことに触れ、「市内で児童数が一番の学校で、まだまだ増加すると思われるが、この児童センターを有効に活用してもらえたら」と期待した。

 同市の児童センターは41館目。24年4月の開館を目指して23年度に建設工事を行う太田小学校区のセンターで、全小学校区への設置が完了する。



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