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- 「姫とリオの乾杯ビール」発売 ベアレン醸造所 ZOOMOリニューアル記念 7500本限定で
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2023-04-12
リニューアル記念ビールを発表する嶌田ベアレン醸造所社長(中央)と加藤もりおかパークマネジメント代表取締役(右)。左はニホンツキノワグマ飼育係の河野さん
ベアレン醸造所(盛岡市北山、嶌田洋一社長)は、盛岡市動物公園ZOOMO(辻本恒徳園長)のリニューアルオープンを記念し、同園のニホンツキノワグマをモチーフにしたオリジナルラベルの「姫とリオの乾杯ビール」を発売する。7500本限定で18日から出荷し、盛岡市を中心に県内のスーパーや小売店で販売。20日のリニューアルオープンを盛り上げる。
盛岡市新庄の同園で11日に発表会があり、嶌田社長(55)が「コクと苦みのしっかりとしたビールを味わってもらい、これを機会に開園を皆で応援していく機運になれば」とPR。同園を運営するもりおかパークマネジメントの加藤彰代表取締役(67)も「異業種とのコラボ商品を通して動物園に関心を持ってもらい、環境保全についても考えるような活動につながっていくといい」とあいさつした。
「姫とリオの乾杯ビール」は350㍉㍑、税込み440円。ラベルには、ニホンツキノワグマの姫(雌8歳)とリオ(同7歳)の写真を採用し、園内のさまざまな動物たちのイラストの背景に2頭の足形の画像もデザイン。中身もラガービールのコクと苦みを生かしたオリジナルになっている。
同社とZOOMOは、2020年10月に開催された「ZOOMOハロウィンフェスティバル」でアルコールを提供したことでつながりができた。ベアレンビールのマークになっているツキノワグマを同園で飼育し、姫とリオは全国にもファンがいることからコラボレーションが実現した。
今回のリニューアル工事で、ガラス越しに動物を見ることができる「クマテラス」や高さ4㍍の擬木が新たに設置される。
ニホンツキノワグマ飼育係の河野晴香さん(27)は「タイミングが合えば、普段見ることのできない爪の形や口の中も観察することができる。ツキノワグマの本来の行動をぜひ見てほしい」と来園を呼び掛ける。
同商品は22、23の両日、同園で開かれるリボーンフェスでも販売し、園内のベンチで味わうことができる。売り上げの一部は、野生のニホンツキノワグマの保全事業に役立てられる。
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