2023年
6月9日(金)

全文を読む

のびのびした動物たちに笑顔 ZOOMO 生まれ変わった園を満喫 関係者ら招きプレオープン

2023-04-16

見て、触れ合って、さまざまな角度から楽しめる牧場エリア

 20日にリニューアルオープンを迎える盛岡市新庄の盛岡市動物公園ZOOMO(辻本恒徳園長)が15日、招待者を対象にプレオープンした。株主や工事関係者、休園前に実施したクラウドファンディングの参加者、サポーター制度の会員、ボランティアらが、一足先に生まれ変わった園を楽しんだ。

 入園口には施設名「ZOOMO」をかたどった巨大なモニュメントが登場。ゲートへの通路では、「人、動物、環境(生態系)の健康は相互に関連していて一つである」との理念「One World│One Health」を伝える掲示が来園者を導く。

 里山エリアやサバンナエリアなど5エリアからなり、動物たちを見て回る「ZOO LOOP(ズーループ)」と園内の自然を巡る「NATURE LOOP(ネイチャーループ)」の二つの順路が設けられている。各所にデッキやテラス、ベンチなどが新設され、思い思いのペースで園内の散策を楽しめる。

 新設されたガラス張りの「ツキノワグマテラス」からは、ツキノワグマ「姫」と「リオ」の愛らしくも迫力のあるしぐさを間近で観察できる。カンガルーに接近できる開放的な「カンガルーヒル」、放飼場が二つとなって2頭に同時に会えるピューマ舎など、触れ合いを楽しめる牧場エリアも見どころ。


「ツキノワグマテラス」からは迫力満点の姿を観察できる


 岩泉小3年の石川蒼空さん(8)は両親と来園し、「サイがかっこよかった。クマを間近で見られて迫力があったし、カワウソは泳いでいるとき光っていた。いろんな生き物がいて楽しかった。また来たい」と満喫していた。

 サポーター制度「ZOOMO FRIENDS」会員である母の由美子さんは「前も楽しかったが、リニューアルした後は、カワウソも生き生き泳いでいて、シマウマも走るスペースが広がっている。のびのび生活しているのを見せてもらえる感じで良かった」とほほ笑んだ。

 同園の企画営業広報の荒井雄大さんは「全園、雰囲気が大きく変わり、近くで動物を見られる場所、座って休憩できる場所が増えた。自然の景観を見るなど公園的な過ごし方もでき、1日ゆっくり楽しめるようになったので、その変化を感じに来てほしい」と話している。



前の画面に戻る

過去のトピックス