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- 39年目の紺屋町奥州懐道アンチック市開幕 逸品求めて遠方からも 「番屋」もセール価格で雑貨など販売
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2023-04-18
39年目のスタートを迎えた紺屋町奥州懐道アンチック市
盛岡市紺屋町かいわいで毎年開かれている「紺屋町奥州懐道アンチック市」(同実行委員会主催、盛岡市民福祉バンク内事務局)が16日、今年度の開催初日を迎えた。県内外から個人、業者など約10店が出店。古道具や雑貨、衣服などが並んだ。朝からあいにくの雨模様となったが、骨董(こっとう)ファンが早くから訪れ、お目当ての逸品を探し求めていた。
同アンチック市は、旧奥州街道のゆかりある紺屋町で地域のにぎわいを創出しようと、1984年にスタート。39年目を迎える。
市景観重要建造物「紺屋町番屋」では、ハンドメードの裂き織りや、欧州で仕入れたアンティーク雑貨などをセール価格で販売。
番屋でカフェと工房を運営する多機能事業所「ばったん工房」管理者の壽由紀子さんは「アンチック市は月に一度開催されるので、新鮮に品物を入れ替えながら、売り場を見てほしい。ニューヨーク・タイムズの『2023年に行くべき52カ所』に盛岡が選ばれたので、注目が高まっている。番屋もオープン1年。ファンになっていただき、通ってもらいたい」と期待する。
東北電力ネットワーク盛岡電力センター前の駐車場では、陶器や雑貨がずらりと並び、客らの目を引いていた。
出店者で盛岡市在住の60歳代女性は「雨が降ったが、早くから来ていただいた。山形からもファンの方が訪れてありがたかった。コロナの制限もなくなり、出掛ける気持ちにも余裕が出て、動きやすくなったと思う」と目を細めていた。
11月までの毎月第3日曜日に開かれる。午前8時から午後3時ころまで(雨天中止)。
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