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- B2昇格へ第1関門突破 ビッグブルズ 豊田合成に連勝 プレーオフ準決勝29日から 正念場の相手は横浜
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2023-04-24
第4Q約3分、岩手の80点目を決めるPFムッサ・ダマ
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)の岩手ビッグブルズは22、23の両日、盛岡タカヤアリーナで行われた2022―23シーズンプレーオフの準々決勝で、豊田合成スコーピオンズと対戦し、22日に79―68、23日に86―61で連勝し、準決勝へと駒を進めた。準決勝戦は29日から。同アリーナで、レギュラーシーズン5位の横浜エクセレンスと戦う。
23日の試合では、開始から約1分、PG横川俊樹、SF門馬圭二郎、PFムッサ・ダマらが3回連続でオフェンスリバウンドを取り、ボールへ貪欲な姿勢を見せる。第1クォーター(Q)で17―16の1点リードした岩手。第2Qでは、PG横川が3点シュートを4本中3本決めチームを引っ張り、37―29で前半を終えた。
第3Q、岩手は選手一人ひとりが声を掛け笑い合い、雰囲気を盛り上げる。第2Qに続きPG横川が攻めの中心となり、2連続でドライブインからペイントエリア外でシュートを決めるなど、積極的にゴールへ向かった。
攻守ともに岩手が主導権を握ったまま迎えた第4Q。SFクリスチャン・ドゥーリトルが起点となり、落ち着いて攻撃を進める。残り3分半で、PG石川晴道のスティールからSFドゥーリトルが2点を決めると、続く守備でPG横川がスティールし、PFダマが2点を重ねる。さらに、相手のスローイン直後に再度PG石川がスティールを成功させ、PG横川がダメ押しの3点シュートを決めた。
鈴木裕紀ヘッドコーチは「きょうは、45度にボールを落とさせないよう、またアウトサイドのビッグマンにボールを持たせるよう修正した。選手が理解したことをコートで表現する力がついてきて、僕たちの思い通りのゲーム展開になった。横浜もスコア能力の高いチームだが、勝つには60点台に抑えることが重要」と分析した。
横川俊樹主将は、試合でシュートを決めた際にガッツポーズを見せたことについて「ガードなので常に冷静にコートを見ようとは思うが、たまにパフォーマンスをすればチームが盛り上がるかなと思ってやった」と笑いながら話す。
試合については「昨日の課題だった3Qの入りも、チームとして雰囲気作りからしっかり表現できた。横浜戦は、まず気持ちの部分でチャレンジャー精神を持ち、準備していきたい」と、準決勝へ気合いを入れた。
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