2023年
6月9日(金)

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登頂喜び万歳三唱 姫神山山開き 県内外から登山者150人 共鳴する鈴の音に歩を合わせ

2023-05-22

山頂で記念写真を撮る親子

 岩手三山の一つである盛岡市玉山の姫神山(1124㍍)が21日、山開きを迎えた。待ち望んでいた県内外の登山愛好家ら約150人が参加。頂上では、新型コロナウイルス感染症が5類に移行したことも含めて、登頂を万歳三唱で喜んだ。

 午前9時から行われた神事を含む山の安全祈願には、村上貢一市議会副議長らも出席。熊谷俊彦市政策総括特別参与は「姫神山は世代を問わず、登山を楽しむことができる。また、山岳信仰や金採掘の歴史を有し、美しい稜線や山頂での素晴らしい大パノラマは、県内外から訪れる多くの登山客を魅了している。無理せず楽しみながら頂上を目指してほしい」と谷藤裕明市長のあいさつ文を代読した。

 また、登山者を代表して市山岳協会の三浦拓夫さんが宣誓した。


霧の中、頂上を目指す登山者たち

 祈願後、300枚限定の記念手ぬぐいが配布され、参加者は霧が立ち込める中、一本杉や高山植物などを眺めながら、山頂を目指した。

 北上市から家族3人で来た柴田由佳梨さん(44)は「こんなに大人数で一斉に登るというのが初めてだったので、鈴の音がじゃらじゃら鳴っている感じなど楽しかった」と笑みを浮かべた。

 滝沢市の村松美詠子さん(42)は、家族4人で登頂。「久々の山開き。やっぱり、皆で登れるのはしみじみうれしいことだなと思った」と目を細めた。息子の佑紀さん(9)は「山の頂上で食べるおにぎりがおいしかった」と喜んだ。



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