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- 思い切って話そう 盛岡市山岸の五丁目サロン 英会話の心構え学ぶ 「行くべき52カ所」にちなみ企画
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2023-05-23
小原さん(右手前)を講師に、和やかな雰囲気で英語に親しんだ
盛岡市山岸五丁目町内会(斗成正明会長)は22日、月2回開く「五丁目サロン」の一環として、「今でしょ!かんたん英会話」を実施した。地域住民19人が参加。同町内の住民で、かつて東京都内のホテルなどで働いた小原宏祐さん(76)を講師に、英語でのあいさつや道案内、コミュニケーションの心構えなどを学んだ。
同市が米紙ニューヨーク・タイムズの「2023年に行くべき52カ所」に選ばれたことにちなんで企画。小原さんが用意したテキストを使って、英語での道案内の仕方を伝え、対話の聞き取り、英語の歌の歌詞の訳や解説なども行った。
小原さんはユーモアたっぷりに英会話のこつを伝え、「片言でいい。臆せず、思い切って言うことが大事。『この年になって、英語なんて』と言うのではなく、上向き志向で。そうすると、ぼけません!」と笑いを誘った。
参加した斎藤千津子さん(74)は「とても有意義で楽しかった。最近、外国人観光客の方が多いので、困っている人がいたら話し掛けたい」と思いを新たにしていた。
同サロンは、高齢者や独居世帯の多い地域の交流の場として、2014年に開始して10年目。新型コロナウイルスの影響で休止したり、開催頻度を変えたりしながら継続し、今年4月からは本来の月2回の形に戻した。
サロン担当の高橋博子さん(75)は「きょうは皆さん、思ったことをどんどんしゃべり、やっと以前の感じに戻ってきたと思う。その都度考えながら、やれる形でやっていきたい」とほほ笑んだ。
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