2023年
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多様性を生き生きと描写 カナダ ケベックの絵本展 原書のほか日本語訳も 岩手未来機構「三田ハウス」展示は残り27、28日

2023-05-25

カナダ・ケベック州の作家の絵本をゆっくりと楽しむことができる「三田ハウス」

 美しい自然と多様性にあふれるカナダ・ケベック州の絵本を集めた「カナダ ケベックの絵本展」が、盛岡市長田町6の16のNPO法人岩手未来機構「三田ハウス」で開かれている。展示されているのは、ケベック州の作家を中心にした絵本11冊。土日を中心に公開し、次回27、28の両日が最終回となる。

 11冊の絵本のうち5冊は、同州政府在日事務所から提供を受けたもの。ケベック州はカナダにおける文化・芸術の中心地で、2022年に盛岡市民文化ホールで開かれた「BD(バンド・デシネ=フランス語圏のマンガ)とマンガ展in岩手」などを機に、本県とつながりができた。

 同在日事務所から提供を受けた絵本は、ケベック州の公用語であるフランス語や英語で書かれた原書。冬の野生動物をテーマにした「The Snow Knows(雪は知っている)」、ダウン症の少女が祖父母のもとを訪れることで自信と自立を手に入れるストーリーを描いた「Out Into the Big Wide Lake(大きくて広い湖に出かけよう)」など、大自然やそこに生息する動物たち、人の生き方の多様性が生き生きと描かれている。

 これらの絵本の絵を担当したケベック州生まれのジョゼ・ビザイオンさんのイラストのパネル6点も展示され、絵本の世界観を伝えている。

 イラストレーターでバンド・デシネ作家のジャック・ゴールドステインさん作「おなじ星をみあげて」「せんそうがおわるまで、あと2分」など、同在日事務所から推薦された日本語訳の絵本も展示販売。会場内のいすとテーブルでゆっくりと楽しむことができる。

 同展を企画した岩手未来機構の杉田靖子さんは「カナダは多くの移民を受け入れている移民国家であり、絵本からも自然の豊かさとともに自然・動物との共生や多様性を感じてもらえるのではないか。この機会に多くの方に見ていただきたい」と来場を呼び掛けている。

 27日は午後1時から同7時、28日は午前10時から午後4時。問い合わせは、岩手未来機構(電話019―613―7781)。



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