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事業推進へ意見交換 課題認識も懇話会が方針 盛岡城跡公園芝生広場 パークPFI活用整備

2019-11-13

 さまざまな意見が出された第2回盛岡城跡公園芝生広場整備事業関係者懇話会

 公募設置管理型制度(パークPFI)を活用して盛岡城跡公園芝生広場にショップやカフェなどが整備される事業について、市民や有識者、関係団体で構成する盛岡城跡公園芝生広場整備事業関係者懇話会(座長・倉原宗孝県立大教授)は12日、第2回会議を開き、事業推進を前提に今後も意見交換していくことを確認した。市は課題などについて第3回懇話会で意見を聞くとともに、市民を対象にしたシンポジウムや説明会など開催した上で、年度内にも事業の方向性を判断していく。

 懇話会では、市が盛岡城跡公園は城下町盛岡のシンボルで市民の親しみと誇りの拠点であり、次世代へと残すべき財産として整備を行う必要があると説明。その上で、事業者選定の経緯やブランド「ミナ・ペルホネン」を展開するアパレルのミナ(東京都)の計画を示した。

 建築家の藤森照信東京大学名誉教授による建物のラフスケッチでは、建物は高さを抑えて石垣の眺望などにも配慮した木造平屋(一部2階建て)のコの字型で、前庭部分にビオトープを兼ねた水田などの整備をイメージする。

 委員からは、水田の整備による虫の発生、圧迫感などを知るために現地を見て建物の規模を確認すべきなど事業を進める上で課題となり得る意見が出た。「進めるにあたって市民の合意以前に文化庁との関係や別の審議会からの提案などをどう整理しようとしているか」と、文化庁が周辺の整備計画との整合性に懸念を示していることなどの指摘もあった。

 一方で「新しい風を吹かせようとしている方がいるのは、盛岡にとってものすごいチャンス。こういうところから議論をスタートできることは恵まれている。ぜひ前向きな議論をして、応援していっては」「ライフスタイルの提案であり、これを盛岡でやることは次の世代に何かを伝えられるのでは」と歓迎する声も出た。

 「公園について大切なこと、広場で事業を行う上でこういうことに気を付けてほしいなどを懇話会の意見としてまとめ、次年度以降に事業者とすり合わせながら進めていけば」など今後の進め方に対する提案もあった。

 懇話会としては、さまざまな課題はあるものの、事業を進めることを前提に意見が出されていると判断した。倉原座長は「いろいろな意見はあるが、やろうという前提で皆さん意見している。盛岡市のものとして育てていくために、いろいろな立場の体制が必要。20年先を見詰めた体制、活動づくりのきっかけにするべき。今回のパークPFIや盛岡城跡のことをきっかけにできた体制が、医大移転後の跡地活用など他の課題でも有効になるのでは」と話した。

 高濱康亘都市整備部長は「まずは懇話会で、課題はありつつもしっかり進めることが盛岡のためになるという力強い言葉をいただいた。われわれも市民の方々に対して情報提供し、意見を聞いていくことをよりしっかりやっていきたい」とした。



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