2019年
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生き生きおしゃれ80代 盛岡市のつつじが丘 自治会が文化祭 着物再生でファッションショー

2019-11-15

 それぞれの作品を身に付けた趣味の会メンバー。中央作品はメンバーの小田島恵美子さん(71)が子ども服の端切れなどを縫いつないで作成した大判キルト

 盛岡市のつつじが丘自治会(工藤昭一会長)主催のふれあい文化祭が9、10の両日、つつじが丘会館で開かれ、手芸サークルの「趣味の会」(菅野恵子代表)がリフォーム服のファッションショーに挑戦した。メンバー9人のほとんどが80代。いくつになっても、おしゃれ心を忘れない、はつらつとした姿に大きな拍手が送られた。

 披露したのは、たんすの中で眠っていた着物や紳士服地をリフォームしたパンツスーツ、チュニックなど。 大切な姉の形見という小豆色のウール着物をパンツスーツに仕立てた榊泰子さん(85)は「洋裁経験もほとんどなく80の手習い。 姉もきっと喜んでくれているでしょう」とほほ笑んだ。

 小林クニさん(88)は、母親の薄紫色の羽織を洋風のコートに。「自分でもよくステージに上がったと思う。目標があるとパワーが湧いてきますね」と声を弾ませた。

 紳士服地にバイアスの切り替えを入れて女性らしいデザインに仕上げたり、同じ生地でくるみボタンを作って品良く縫い付けたりと、それぞれ細部まで工夫。思いを込めた力作を着てステージに立った。

 洋裁を指導したのは佐藤シゲ子さん(88)。文化服装学院で6年間学び、その後、洋裁の仕事に携わっていた経験がある。今でも身に付ける服のほとんどが手作りといい
「準備は大変だったけれど、みんなの喜ぶ顔を見られて本当に良かった」と満面の笑み。「来年はワイシャツをリフォームしたエプロンを作って販売してみては」と元気いっぱいだった。

 趣味の会は2004年から本格始動。月2回、会館に集まり、洋裁をはじめ、パッチワーク、編み物、ビーズなどバラエティーに富んだ作品に挑戦している。気の合う仲間が集い、おしゃべりしながら手芸にいそしむのが何より楽しいという。

 同自治会文化部長の吉田美映さん(52)は「生き生きとしていて、すてきだった。周囲からもファションショーが良かったという声がとても多い」と話し、若々しい先輩たちの活躍を喜んでいた。



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