2024年
4月15日(月)

全文を読む

古着リメークし雑貨に 衣料廃棄の解消へ 盛岡一高生制作 福祉バンク大市で販売

2024-02-09

古着を使いリメーク雑貨を製作した早川さん、藤澤さん、川上さん(左から)

 衣料廃棄問題をテーマとした探究学習に取り組んでいる、盛岡一高2年のチーム「クロースto me」(藤澤菜月さん、川上莉彩子さん、早川まなほさん)は、盛岡市民福祉バンク(伊藤純理事長)の古着などをリメークした雑貨を製作した。県民会館地下1階で開催中の福祉バンク大市で13日まで、約50点を販売している。販売利益は同バンクに寄付される。

 サイズや好みが変わるなどして、着られずに廃棄される衣類を減らそうと、昨年度の2年生が結成した「クロースto me」。藤澤さんら3人が探究テーマを引き継ぎ、製作物の販売も2年連続となった。

 衣服を古着としてリユースするのみならず、他の製品にリメークすることで、汚れや破損のある衣料品も利活用できると考え、雑貨を製作した。

 昨年7月から製作に着手し、ブローチやティッシュケース、カードケース、スマホスタンドなど約50点を製作した。おにぎり型の巾着袋は、内布に着物を使用。和の模様がのぞくようにするなど、素材の組み合わせで色味やデザインを工夫した。また、詰め物は綿の替わりに細かく刻んだ端切れを使用するなど、資源ロスを減らすよう努めている。

 藤澤さんは「衣服の形のままだけではなく、形を作り変えることで、社会全体で衣服の寿命を伸ばそうと考えた。市民の方に活動を知ってもらうことで、衣服の利用に対する意識が生まれてくれたら」と期待していた。

 ほか、販売スペースには古着や端切れを使ったティッシュケース、スマホスタンドの作り方を記載したチラシを置き、来場者にリメークを勧めている。

 早川さんは「購入者にも同じように作ってもらい、今後さらに衣料廃棄がなくなっていくような意識が芽生えてくれたら」と期待していた。

 伊藤理事長は「汚れや破損で販売できない衣料品もあり、それを高校生らしいデザインや用途で作り上げるのは、素晴らしい取り組み。高校生がこうした取り組みをしてくれるのは意味あること。広く市民に知ってもらえたら」と話していた。



前の画面に戻る

過去のトピックス