2024年
4月15日(月)

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薪で肉を焼く店 天昌寺町にきょう開店 レストランtsumugi 東北の厳選食材を使用

2024-02-15

tsumugiの開店準備をする早川さん

 盛岡市天昌寺町4の25に、レストラン「tsumugi」が、15日オープンする。オーナーは早川光さん(38)。気鋭のシェフが、東北えりすぐりの食材で、岩手に味を創作する。日本政策金融公庫と岩手銀行の連携による新規開業支援で立ち上げた。予約制の「隠れ家レストラン」が、住宅街にお目見えした。

 早川さんは、秋田県鹿角市出身。高校卒業後、上京して有名レストランの厨房に立った。若手料理人コンペの「RED―U35」などで受賞。シェフワングランプリベスト5、イタリア料理コンテスト準優勝など、数々の登竜門に挑んできた。

 2020年にCLUB―REDの一員としてイベントに参加した際、東北の魅力を再発見し、盛岡進出を決意した。

 地方のレストランとして、ミシュランガイドのように探し求める顧客を待つ。店名には岩手や東北を紡ぐ物語の意味を込めた。

 早川さんは、「CLUB―REDの受賞者と一緒に山形の歴史あるところを回り、郷土料理や生産者に行って、伝統野菜や東北の歴史を学んだ。シェフたちと一緒にコースをつくってお客さまを呼ぶイベントだった。焼き畑農業の生産者が91歳だったりして心を打たれ、野菜を作る姿勢に感銘を受けた」と、地産の滋養に開眼した。

 都内ではイタリアンはじめ洋食に精進してきたが、和食や中華などジャンルを超えた創作料理、みちのくの郷土料理も取り入れる。肉料理は薪(まき)の火で焼く。


天昌寺町の住宅街に開店するtsumugi

 「薪焼きレストランは岩手初だと思う。炭焼きはよくある。薪で肉を焼く店はあまりない。遠赤外線の優しい火力で燻香(くんこう)が付く。肉汁たれて煙が上がるので、燻香にいぶされる。薪は赤身肉と相性が良いので、岩手の短角牛もおいしく出せる」。

 パティシエの妻、あゆみさん(36)と切り盛りし、デザートも逸品。ドリンクは料理に合わせて出す。「そろえているのはシードル、日本酒、ワイン、カストリ焼酎。あとはノンアルコールを料理に合わせて全部付ける」。

 店は盛岡駅より北側の住宅街の中にあり、路面店ではない。「最初から隠れ家レストランの完全予約にする。最初は4人、自分が慣れてきたら6人くらいのお客さんで」。いきおい高単価になるが、その分、腕にはよりをかける。

 営業時間は、当初は午後6時半から9時台まで、3月から昼の営業も予定している。問い合わせは同店(電話090―5594―5675)へ。



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