2024年
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同じ「いのち」を考える 動物愛護に県内2者で 活動紹介や標語表彰など 人との温かな関わりを

2024-02-24

動物愛護標語の受賞者たち

 本県で活動する動物愛護団体「動物いのちの会いわて」(下机都美子代表)とネコ用品メーカーのクロス・クローバー・ジャパン(太野由佳子代表、本社・盛岡市)は22、23の両日、「みんなで考える動物愛護」を盛岡市盛岡駅西通のアイーナで開催した。2000年から24年続く同会の保護活動の紹介や保護動物の里親によるトーク、動物愛護標語募集の表彰などを実施。動物と人との温かな関係を見詰め、同じ「いのち」を考える契機とした。

 「猫の日」の22日に合わせて初開催。動物愛護標語の公募は、小学生以下、中高生、大学生一般の3部門に計475作品が寄せられ、優秀賞、佳作、審査員特別賞が選出された。大学生一般には、県外からの応募も多いという。

 優秀賞には、小学生以下で松園小4年の村山木の美さん(10)の「守ろう動物の命 最後まで見守る 私の決意」、中高生で盛岡農高動物科学科2年の川村昴龍さん(17)の「どこの犬 マイクロチップで すぐわかる」、大学生一般で上條直子さんの「『かわいい』と 『飼う責任』は わんセット」が選ばれた。

 審査委員長を務めた県獣医師会の佐々木一弥会長は「それぞれの年齢、時代背景、経験、そして命の大切さや動物への愛や感謝への強い思いが感じられた。頂いた標語はまさに動物からの声。私たち人間はこの意味をよく理解し、実践することが大切」と講評。

 村山さんは、同会から迎えた愛犬(推定16歳)をはじめさまざまな動物と暮らす。「(受賞は)うれしいし、良かった。動物を捨てる人もいるので、飼ったらきちんと最後まで見守ってほしい」と思いを込める。

 川村さんは、和牛農家として働くことを目標に、多様な動物について学んでいる。犬や猫が装着するマイクロチップについても授業で知ったといい「マイクロチップでどこの犬か分かることを知ってもらいたい。皆さん動物への愛がすごくあって、うれしい気持ちになった」と振り返った。


大学生ボランティアによるネコたちの絵やメッセージを展示

 会場では、クロス・クローバー・ジャパンが県内大学生と連携して行う絵の書き手ボランティアによる作品も展示。動物愛護団体への寄付の返礼として大学生がペットの絵を描いて贈る取り組み。

 ボランティアの県立大ソフトウェア情報学部3年の菅原来さん(21)は「毛の表現は難しく、輪郭線をはっきりさせないように描く。飼い主から感謝の返信があると描いて良かったと思う。自分のできることで協力できたら」とやりがいをにじませる。

 太野代表は「いろいろな年代が集まって考える機会は面白いと思う。絵の依頼主と学生が会って交流できたのも良かった」と手応えを語る。

 下机代表は、「多くの来場があり、関心の高さを感じる。つらい境遇から抜け出して、幸せになった犬や猫を見届けられるのはやりがい。『うちの子は幸せものだ』ともっと大事にしたり、もっとできることはないかと考えたりするきっかけになれば」と話している。



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