2019年
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こも巻いて冬支度 盛岡地裁の石割桜 豊香園が雪囲い

2019-11-28

豊香園の職人らによる石割桜の雪囲い

 盛岡市内丸の盛岡地方裁判所構内で27日、国の天然記念物・石割桜の雪囲いが行われた。石割桜の手入れを1932年(昭和7)から行っている老舗造園業、豊香園(藤村尚樹社長)の職人ら7人が、早朝から作業した。道行く人々は足を止め、恒例の冬支度を見守っていた。

 作業は寒さ対策と雪の重みによる枝折れなどを防ぐために毎年行われる。石の割れ目にわらを詰め、幹にはわらを編んで作った約10枚の「こも」を丁寧に巻いた。「雪つりざお」と呼ばれる、頂点に縄のついた高さ約15㍍の支柱を2本設置し、約75本の縄を枝に結んだ。職人らは桜を傷つけないよう慎重に、1日がかりで冬支度を整えた。

 豊香園6代目の藤村社長(44)は「今年も作業に携われることに感謝するとともに、作業に対する誇りとプレッシャーを感じている。来春に向けて英気を養ってもらい、またきれいな花を咲かせてほしい」と期待した。

 石割桜は樹齢360年以上とも伝えられる、高さ約11㍍のエドヒガン。つぼみのつかない枯れ枝などが増えており、20日には腐食の進行を抑えるための剪定作業が行われている。藤村社長は「剪定作業によって枯れ枝が目立たなくなり、桜がたくさん咲いているように良く見えると思う」と話していた。

 雪囲いは来年の3月中旬ころに取り外される予定。



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