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ひっぽのへそ大根いかが 雫石で丸森町特産販売 古山裕二町地域おこし協力隊が企画 台風被災に支援

2019-12-17

ひっぽのへそ大根を買い求める住民

 宮城県丸森町筆甫(ひっぽ)地区の特産品「ひっぽのへそ大根」販売会は16日、雫石町役場1階で開かれた。台風19号で甚大な被害を受けた同地区の復興支援のため、雫石町地域おこし協力隊の古山裕二さん(47)が企画。同日は午前11時の販売開始前から買い求める人の姿もあり、同11時半には用意した50個が完売した。

 ひっぽのへそ大根は輪切りの大根をゆで、串に刺して1カ月程度干した凍(し)み大根。乾燥後に串の穴がへそに見えることから名が付いた。寒風にさらされることでうま味が凝縮、しゃくしゃくとした歯応えが楽しめる。煮しめやおでんに用いられ、古くから保存食として親しまれている。

 古山さんは同地区の被害を報道で知り、自身が現地で支援できないことに歯がゆい思いを抱えたという。「販売会を通し、丸森もまだ大変であること、食べて応援ができることを伝えられるのでは」と販売を企画。地区の生産組合と連絡を取り、商品を仕入れ、今回の販売につなげた。

 へそ大根を2袋購入した同町長山の杉田育子さん(60)は「雫石ではこうしたボランティアをたくさんしているので、何か手伝えればと思い来た。一つは家でおでんにして、一つは親戚にあげたい。家族がデイサービスを利用しているので、そこでおいしかったと話してくれれば買う人の支援が広がっていくと思う」と話していた。

 古山さんは「買って食べていただくのも支援の一つ。一人ひとりできることは限られるが、それが集まれば現地の方の力や心の支えになると思う。生産組合の方に完売を伝え、励みになってくれれば」と期待した。

 18、19日には、まちおこしセンターしずく×CAN(同町上町南の)内のカフェ「Connected←connect」で「ひっぽ ほっこり応援ランチ」を提供する。メニューはへそ大根や町産食材を使ったおでんなど。午前11時から10食限定で、税込み1千円。売り上げの一部は筆甫地区振興連絡協議会へ義援金として寄付される。

 筆甫地区は住民主体でソーラー発電設備を設置し災害に備えたり、特産品の販売に率先して取り組むなど、地域づくりの先進地として知られる。雫石町は2017年に視察研修を行った他、18年に同町地域づくり交流会で同地区の取り組み事例を紹介するなど交流が深い。



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