2019年
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五・七・五は海越えて 第1回盛岡国際俳句大会 日本語部門大会賞に三浦さん

2019-08-05

事前投句日本語部門で大会賞を受賞、笑顔で表彰を受けた三浦百合子さん

 盛岡市制施行130周年記念・第1回盛岡国際俳句大会(同実行委主催)は4日、盛岡市盛岡駅西通のアイーナで開かれた。事前投句日本語部門の最高賞・盛岡国際俳句大会賞には三浦百合子さん(盛岡市)の「山ざくら発電あとの水真青」、英語部門の大賞にはチェン・オウ・リウさん(カナダ)の「light of dawn/a tai chi master/pushes the silence(夜明けの薄明り/太極拳の先生が/沈黙を押し返す)」が選ばれた。当日投句では、小笠原文保さん(北上市)の「炎帝を押し退けさんさ入場す」が大会賞を受賞した。

  開会に際し、実行委会長を務める盛岡市の谷藤裕明市長は「国内外の皆さんに盛岡の魅力を知っていただき、市民の皆さまには、俳句を通して改めて自分の住んでいる街の魅力を再発見してもらいたい」とあいさつ。同市の友好都市である東京都文京区の佐藤正子副区長が成澤廣修区長のメッセージを代読。「国際俳句大会の開催は先人たちから続く文化を大切にはぐくみ、それを発展、発信している盛岡市ならではの事業」と期待を寄せた。

  事前投句は5861句(日本語部門4967句、同英語部門894句)が寄せられ、当日投句には187人346句の参加があった。人気テレビ番組「プレバト」に出演し近年の俳句ブームをけん引している俳人・夏井いつきさん、盛岡市の姉妹都市カナダ・ビクトリア市で英語俳句の普及に努めるテリー・アン・カーターさんらが審査。夏井さんは「俳句のある人生」、カーターさんは「海外での英語俳句について」のテーマで講演した。

  表彰式では、審査員らが受賞作について講演を述べた。夏井さんは大会賞を受けた三浦さんの作品に「ダイナミックさと繊細さが一句の中に溶け込んでいる。山桜は毎年花が咲くまで私たちはそこに山桜があることを忘れている。ダムの水を『発電あとの水』という見方も新鮮。この大きな遠近感の作り方は、嫉妬するくらいうまかった」と称賛した。



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