2020年
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志和八幡宮で五元日祭 肌刺す寒風に早朝裸参り 紫波

2020-01-06

寒さの中、堂々と志和八幡宮の境内に入る裸参り奉納者たち

 紫波町上平沢にある志和八幡宮の五元日祭(同神社氏子青年会主催)は5日早朝に行われ、令和最初の裸参りが奉納された。町内外から集まった20歳から61歳までの奉納者19人は、寒さ厳しい早朝の参道を練り歩き、今年1年の家内安全や豊作などを祈願した。

 腰にしめ縄、腹にさらし、頭に鉢巻きと、伝統的な裸参り装束に身を包んだ男衆は午前5時45分ごろ、会旗やお神酒、野菜、白い紙を木の棒で挟んだ「挟み」などを手に、町内2カ所から出発。同6時ころに参道入り口で合流すると、多くの町民が見守る中、一列に並んで社殿まで練り歩いた。

 盛岡地方気象台によると、同日午前6時の紫波の気温は氷点下6度。風や降雪こそなかったものの、身を切るような寒さの中、約130㍍の参道を約30分かけて歩き切った。奉納者は一度参拝後、鳥居そばの水路に入って足元を清め、再度鳥居をくぐって参拝した。奉納後には、こちらも恒例となる「みかんまき」も行われた。

 同町から参加の北條功さん(41)は「農家として、一番に豊作を願った。今回で4度目の奉納。今回はキンと冷え込んだぶん空がきれいだった気がする。これからも町の伝統行事として五元日祭、裸参りを守っていきたい」と話す。6回目の奉納となった雫石町の古舘謙太郎さん(38)は「これまでで一番寒かった。子どもと嫁の健康、そして家内安全を祈願した。参加したみんなの願いがかなってほしい」と語った。

 同神社の裸参りの始まりは江戸期で、南部杜氏による願掛けが起源とされる。戦乱から一度は途絶えたものの、1975(昭和50)年に発足した同青年会(高橋一弘会長)が復活させた。以来毎年同日に奉納され、今年で45回目となった。



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