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ガラス、木材で開放感 新盛岡バスセンター 21年度開業へイメージパース

2020-01-08

 新盛岡バスセンターの建物外観イメージパース(左方向が旧ななっく側、盛岡市提供)

 盛岡市は7日の定例記者会見で、同市中ノ橋通に整備される仮称新盛岡バスセンターの現時点でのイメージパースを示した。イメージパースは、設計事業者の資格審査通過者として2019年12月に選定されたワークヴィジョンズ・中央コンサルタンツ・中居都市建築設計の設計共同体が提案。パースは今後、詳細な検討を進める中で変更される場合もあるが、21年度後半の開業を目指す新盛岡バスセンターの姿が見えてきたことで、再整備事業に向けたさらなる機運醸成が期待される。

 示されたイメージパースは、建物外観と建物内部の2種類。建物外観のパースは、木目調の柔らかさと建物の全面にガラスを使用し、道路からの視認性を高くすることで街との連続性を持たせるイメージ。中2階の屋上広場を交差点側に配置することで、明るく開放的なイメージになっている。


マルシェなどを備えた建物内部のイメージパース(盛岡市提供)

 建物内部のパースは、吹き抜けを利用して中2階に飲食スペースを配置するなど、狭い敷地を効率的に活用するとともに、ガラスによる透明なファサードによって、建物の幅の狭小さを感じさせない工夫が施されている。木材を多く使用するイメージになっていることから、市産材の活用をできるだけ図っていく考え。

 新盛岡バスセンターは、ターミナル機能とにぎわい機能を併せ持った施設となる。中2階を含む3階建て構造で、市産材の他、建築の構造材などに用いられる木材を積層接着したCLTを一部に使用する予定。総事業費はターミナル機能、にぎわい機能を併せた概算で約15億3500万円を見込む。

 1階部分は、バスターミナル他、商業スペースとして建物内にマルシェ、バス利用者の動線に配慮した待合室、中2階部分には飲食、子育て関連施設、2階、3階部分には約60室の宿泊施設、長距離バス利用者などの利便性に考慮した温浴施設などを整備することが想定されている。テナントは、飲食、物販など14社が入居予定で、他に8社から問い合わせがあり、現在調整中。中2階の屋上部分は、芝生広場を整備予定で、各種イベントなどの開催も見込まれる。

 20年3月に今回の資格審査通過者と建設事業者で構成されるグループから公募型プロポーザルによる事業提案を受け、20年度から詳細設計、工事に着手。開業予定は21年度の後半を見込んでいる。

 記者会見で、谷藤裕明市長は「全面を大きくガラスにすることで開放感がある建物になっており、1階はバスセンター機能となるが、その上に大きな屋根の状態で、いろいろなイベント関係にも使えるような形のにぎわいを出せるスペースをつくっていく。河南地区、中心市街地の活性化に寄与できるような構成になっている」とイメージパースの感想を話した。



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