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3.11思い込めて光り出せ 祈りの灯火2020へ 被災者が灯籠製作会

2020-01-18

灯籠を製作する人たち

 盛岡城跡公園などを会場に開催される「祈りの灯火2020」で設置される、灯籠の製作会(祈りの灯火実行委主催)が17日、盛岡市内丸のもりおか復興支援センターで開かれた。盛岡市で生活する被災者ら9人が参加。さまざまな思いを込め、一つ一つ灯籠を手作りした。

 祈りの灯火(盛岡広域首長懇談会主催)は2012年から毎年、3月11日に開催。鎮魂や復興の祈りを込め、約1万個の灯籠に火がともされる。灯籠は製作会や盛岡広域の学校で作られる他、全国各地から、例年6千個ほど届けられるという。

 同日の製作会では、参加者が和紙の貼られた牛乳パックに、模様や「いのり」「前進」「命」などのメッセージを書き込み、それらを切り抜いて裏からセロファンを貼り、灯籠の明かりで浮かび上がるように仕上げた。

 宮城県山元町で被災し、現在は盛岡市東見前で暮らす髙橋正子さん(69)は「震災の翌年から灯籠の設置を手伝って、製作会への参加は5回目くらい。皆が平和に向かって、笑顔になってくれたらと思いを込めた。地震で家が全壊し、盛岡に来て9年目。知人の助けでお店も始められた。どうすっぺって泣いてばかりじゃなく、何とかなるだろうと明るく努めている。亡くなった人には祈るしかない、自分たちは前に進まないと」と話した。

 もりおか復興支援センターの金野万里センター長は「東日本大震災津波だけでなく、台風19号被害で被災した方への祈りでもある。教訓を生かす意味でも震災を忘れないことが大切。復興への気持ちを新たにする行事になれば。灯籠づくりは誰もができる復興への協力の仕方。あの時を思い出し、大事な日としてとらえるためにも、皆さんに一つ作ってほしい」と製作を呼び掛けた。

 同実行委の製作会は2月まで盛岡市内で開かれる。19日にMORIOKATSUTAYAイベントスペース(本宮)、24日にもりおか復興支援センター(内丸)、25日にイオンモール盛岡イーハトーブ広場横(前潟)、26日にイオンモール盛岡南1階センターコート横(本宮)、2月15日にフェザンパティオ(盛岡駅前)で開かれる予定。24日が午前10時から正午まで、他は午前10時から午後3時まで。参加無料。

 3月8、11、14、15日は祈りの灯火の会場などで灯籠準備や点火、片付けをするボランティアを募集している。申し込みや詳細は祈りの灯火のウェブサイト(https://inorinotomoshibi.jimdo.com)で確認を。問い合わせは同実行委(電話070―6574―3493)まで。



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