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千葉の台風被災地支援に協力 雨漏り防ぐアシスト瓦 盛岡市山岸・御弓町町内会 18人集まり170枚製作

2020-01-20

協力してアシスト瓦の製作に取り組む御弓町町内会の役員ら

 盛岡市山岸の御弓町町内会(堀合新吾会長)は19日、昨年の台風15号、19号で甚大な被害を受けた千葉県南房総市の災害復旧を支援するため、破損した屋根瓦の応急的な代用資材となる「アシスト瓦」の製作に取り組んだ。被災地では瓦や修理業者の手配が追いつかず、いまだブルーシートで雨漏りをしのいでいる住宅もある。ブルーシートの代替品として手作りのアシスト瓦を被災地に提供する活動は全国に広がっており、同町内会も協力した。取り組みが、被災地支援の輪の広がりや防災意識の向上につながってほしいと願いを込める。

 アシスト瓦は30㌢四方に切った段ボールを防水性のビニールシートで覆って作る。瓦のように隙間なく敷き詰めるため2~3年の耐久性はあると言われる。堀合会長(69)が、東京都江東区でアシスト瓦の供給に協力している勝田智幸さん(43)と家族ぐるみの付き合いをしていることが縁で活動を知り、製作を呼び掛けた。

 19日は同市山岸2丁目の放課後児童クラブサンガキッズ山岸(佐々木あおい所長)に、町内会役員ら18人が集まって作業。約1時間で170枚のアシスト瓦を仕上げた。

 アシスト瓦には、サンガキッズ山岸を利用している子どもたちに、被災地を応援するメッセージや絵を描いてもらう予定で、今月中には勝田さんの元へ送る。参加した堀合洋美さん(77)は「一人で作るのは無理だが大勢でやればできる。これで助かる人がいるのであれば、ぜひ協力したい」と話した。

 勝田さんによると、江東区では住民有志らが昨年9月ごろから活動を開始。親子木工教室の参加者に応援メッセージを書いてもらうなど地元の小学校や団体にも協力を呼び掛け、これまで5千枚以上のアシスト瓦を南房総市へ届けている。現地で修繕に当たっている建設会社からの情報では、アシスト瓦の供給は需要に追いついてきているが、作業する職人が足りない状況という。

 勝田さんは「岩手で応援してくれた皆さんの思いも一緒に届けようと仲間と話し合っている。3・11の被災地も含め、いい形で被災地とつながる活動が広がってくれるとうれしい」と語った。

 御弓町町内会は約300世帯。自主防災隊を組織し非常時に備えるが、高齢化も進んでおり、自助共助の浸透が課題。堀合会長は「全国的に災害が頻発し他人ごとではない。活動を通して被災地支援や防災への意識を高めていければ」と力を込める。



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