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五輪選考の場の可能性も スポーツクライミング 5月に3種複合開催 新施設お披露目兼ね 県営運動公園

2020-02-05

県営運動公園登はん競技場に県が整備中の屋内外ボルダリング競技施設のイメージ(県提供)

 スポーツクライミングの第3回コンバインドジャパンカップ(日本山岳・スポーツクライミング協会主催)が5月16、17日に県営運動公園登はん競技場で開催されることが分かった。同大会は、スピード、ボルダリング、リードの3種複合で争われる。東京五輪で初採用されたスポーツクライミングへの注目とともに、五輪前の国内最後のコンバインド大会として、有力選手の出場も予想され、盛り上がりに期待が掛かる。現在、県は同競技場に3月末完成を目指して屋内外ボルダリング競技施設を整備中で、大会がお披露目の機会にもなる。4日の盛岡市の定例記者会見で市が発表した。

 コンバインドジャパンカップは2018年6月の第1回が盛岡開催の記念すべき大会。第1回では日本のトップレベルの選手が出場した中、当時中学3年生だった盛岡中央高の伊藤ふたば選手(17)が準優勝する活躍などにより、2日間で2千人を超える来場者があった。第3回も2日間で前回並みの約2千人の来場を見込む。

 第3回大会には、男女各20人ずつの選手参加が予定される。スポーツクライミングは男子の楢崎智亜、女子の野口啓代の各選手が既に東京五輪の代表を決めているが、残る枠は選考の解釈を巡りスポーツ仲裁裁判所への提訴が行われるなど不透明な状態。今後の展開によっては、第3回大会が東京五輪の出場枠を懸けた選考大会となる可能性もある。第1回大会には、伊藤選手をはじめ、県内から5人が出場しており、今回も地元選手の出場が期待される。

 第1回大会開催時は、リードとスピードは県営運動公園登はん競技場で、ボルダリングは隣接する県勤労身体障がい者体育館に仮設の施設を建てて対応した。県が整備中の屋内外ボルダリング競技施設は、幅35㍍、高さ5㍍の屋外の他、幅22㍍、高さ5㍍の屋内施設を備える。これまでの狭あいだった施設に比べ、屋内外それぞれ5人が一斉に競技可能な広さ。完成すると公共施設では、愛媛県西条市、鳥取県倉吉市に続く国内3カ所目のコンバインド3種目対応施設となる。県では第3回大会を施設の完成記念大会と位置付け、完成式典と合わせた実施を予定する。

 第3回大会の開催を巡っては、18年大会の開催実績に加え、20年に同じ会場で開催予定だった国際スポーツクライミング連盟(IFSC)クライミング・アジア選手権が日本山岳・スポーツクライミング協会の都合で開催返上された経緯がある。こうした背景から国内全国規模の大会の盛岡開催について配慮された。今年1月中旬に日程が決定し、盛岡市などに連絡が来た。

 谷藤裕明市長は「第1回大会を2018年に盛岡を会場に開催した記念すべき大会。現在、県ではボルダリング施設を建設中であり、3月末に完成予定。日本でトップレベルの施設がさらにパワーアップすることから、県と連携しながら盛岡の魅力発信に努めたい」と大会の盛り上がりに期待した。



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