2020年
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児童の居場所確保に全力 新型肺炎 小中高休校 学童保育 教職員も応援

2020-03-03

日詰子どもの家で、友人らと過ごす児童(2日午前11時撮影)

 新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた小中学校と高校の臨時休業(休校)が、県内でも2日から始まった。共働き家庭などの児童の居場所を確保するため、盛岡地域の児童館や放課後児童クラブは開所時間を延長するなど対応に追われる。一部施設では小学校の教職員が放課後児童クラブで生活指導をサポートするなど、児童生徒の生活習慣、心身の健康維持へ、関係機関が連携して取り組む。

 2日から小中学校が休校となった紫波町では、町内13カ所(町営10カ所、民営3カ所)の放課後児童クラブ「子どもの家」の開所時間を、長期休業期間と同じ午前7時半から午後7時までに延長。子どもたちの生活を見守る指導員が不足すると見込まれる日詰、古館、赤石、水分、上平沢、星山の6施設には、休校中の小学校の教職員が応援派遣される。

 日詰小の児童が利用する同町紫波中央駅前の町営日詰子どもの家(伊藤たけ子所長)=オガールプラザ内=には、朝から多くの児童が来所。施設内で読書やカードゲームなど、思い思いの遊びを楽しんでいた。マスクを着けたまま遊ぶ児童も多い。伊藤千怜さん(日詰小4年)は「日中は家に弟と2人だけになってしまう。これからは子どもの家で遊んだり、5年生になるため復習をしたりして過ごしたい」と話した。

 伊藤所長は「学年などでフロアの使用時間を区切ったり、勉強と遊びの時間を決めたり、メリハリをつけて児童の生活リズムの維持を図っている。感染症防止には換気に気を付け、手洗いも徹底している。子どもたちの心身の健康には特に配慮したい」と目を光らせた。

 町教委子ども課によると、休校措置が決定した2月28日午後に、全ての「子どもの家」の代表者を集めた会議を開き、開所時間の延長など対応を確認したという。子どもの家の利用には登録が必要で、今後未登録の世帯が利用を申し出た場合などは、対応を検討する。

 矢巾町も、小中学校が休校に入る3日から町社会福祉協議会やNPO法人が運営する「児童館」4館の開所時間を午前7時半から午後7時までに延長し、児童を受け入れる。利用未登録児童も、極力受け入れる方針。町立小の教職員の応援派遣の有無は、3日の利用実態などを見て判断する。

 4日から全小中学校が休校する滝沢市の放課後児童クラブは、19施設全てが父母会や学校法人による民間運営。このため、市は、小中学校の休業期間中の児童の受入れを各施設に要請しているものの、対応は施設ごとの判断となる。

 鵜飼小の児童を受け入れる、うかいっこ学童保育クラブ(工藤久志代表)では、4日から開所時間を午前7時半から午後7時までに延長。高峯恵指導員は「最大で児童70~80人が施設を利用する。指導員の数も足りないので、家族の誰かが家にいるなどの場合は極力利用を控えるよう呼び掛けている。子どもの安全を第一に考えて運営したい」と話した。



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