2020年
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学びやで最後の授業 新型コロナできょうから休校 盛岡市小中学校 今月閉校の繋中で予餞会

2020-03-04

最後の短学活をする繋中の3年生

 新型コロナウイルス感染症対策の措置により、盛岡市立小中学校では4日から臨時休業(休校)に入る。2019年度いっぱいで閉校する同市繋舘市の繋中(小山田吉光校長、生徒9人)でも卒業式を除いて、3日が最後の登校日となった。同日午後には在校生が3年生4人を見送る予餞(よせん)会を催した。余興を披露し、色紙の贈呈を通してエールを送った。卒業生たちは新型コロナで突然早まった最後の学校生活を締めくくった。(川坂伊吹)

 予餞会は当初9日の予定だった。学校の配慮により開催を繰り上げて催された。1年生5人が漫談や寸劇、ダンスで場を盛り上げた他、6日に高校入試を控える3年生を鼓舞するエールを送った。色紙や文房具などを贈り、これまで世話になった先輩に感謝の気持ちを伝えた。

 藤平優衣さん(3年)は「小学校の時から一緒に過ごしてきたが、中学校でもみんなと一緒に居られてとても楽しかった。(来年度から通う)大宮中学校に行っても頑張って」とお礼を伝えた。


感謝を込めて3年生にプレゼントを手渡す1年生たち(右側)


 髙橋粋さん(1年)は「休校が決まった時は予餞会の準備中で不安だったが、きょうできて良かった。3年生が笑ってくれて良かった。少ない人数での授業は最後。寂しい思いもあるが、大宮中学校でも頑張りたい」と笑顔を見せた。

 3年生は予餞会後、最後の短学活に臨んだ。担任の大川文子教諭(49)が高校入試の確認事項や休校中の過ごし方など諸連絡。賞状など配布物も渡し、休校に備えさせた。

 髙橋愛茉さん(3年)は臨時の休校について「閉校まであと1カ月あると思っていたが、早まってしまって寂しい気持ちが大きくなった。みんなに会えなくなるけれど、一番は感染を広めないことなので、大切なことなのかな」と現状を受け止める。

 同時に「思い出を語る会や閉校式が行われるか決まってない。大切な母校なのでできる限り開いてほしい」とも願った。

 小山田校長は「急きょの休校で子どもたちは慌ただしく過ごしたと思う。健康・安全のための措置なので、理解してもらえるよう話した。儀式的な卒業式の他に、生徒間でのお別れを伝える予餞会ができたのは良かった」と胸をなでおろした。

 繋中は16日に卒業式を予定。来賓の臨席を代表者のみとし、在校生、保護者、地域住民はできる限り出席できるよう対応する。修了式は実施しない。閉校式、思い出を語る会などの閉校行事は、5日の実行委員会で開催を協議する。

 小山田校長は「学校、子ども、保護者、地域の皆で迎える閉校。その気持ちを大切にし、健康面を考慮してどのような形で実施できるのか検討していきたい」と話した。



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