2020年
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牛乳や花きなど県産品需要減 新型コロナ 経済に影響 県関係機関が購入運動展開

2020-03-13

県産品の並ぶ中、岩手の牛乳を飲んでアピールする関係者

 県牛乳普及協会(畠山俊彰会長)によると、世界的に拡大する新型コロナウイルス感染症対策に伴う一斉の臨時休業(休校)を受け、学校給食用の牛乳が2週間で66万本(200㍉㍑換算)の供給停止に追い込まれた。他にも需要期に応じて生産された花きはじめ本県産の農林水産物、商工業関係などで経済的な影響が県内にも出ている。こうした中、県と関係団体は県産品の積極的な購入、消費を呼び掛けるキャンペーンを張り、県民一丸で乗り越える機運醸成を図る。

 県牛乳普及協会の大鷲秀明専務は取材に、飲料用は学校給食の他、スキー場やホテルなど宿泊施設のバイキングで需要が減少していると説明。脱脂粉乳やバターなどの加工品に転用され、廃棄処分はないものの、飲料用より単価が低く、生産者の収入減少が避けられないという。

 「こういう時こそ酪農、乳業一体となって管理を徹底し、県民に安全でおいしい牛乳を届けたい。今まで以上に家庭や職場で県産牛乳を飲んで、応援してもらいたい」と呼び掛ける。

 こうした中、県は県内の農林水産や商工関係団体などと「買うなら岩手のもの運動~買って、食べて地域を元気に応援キャンペーン」を立ち上げた。

 6日から県内関係者に協力要請。県産品の優先的仕入れなどによるPR、オリジナル企画などを展開してもらう。既にスーパーマーケットや百貨店など18社から参加申し出または内諾を受けたという。協力する企業に対してはキャンペーンのオリジナルロゴ、のぼり旗などを提供して後押しする。

 12日には盛岡市内丸の県庁前で開始セレモニーが行われた。県商工会議所連合会、県商工会連合会、岩手県産、JA県五連、県森林組合連合会、県漁連の幹部が出席。全員で岩手の牛乳を飲み干し、消費拡大をアピール。

 達増知事は「観光客の減少や県内消費の減退がみられる。地産地消で生産者や事業者を応援し、各地域、県全体を応援するキャンペーンを展開する。幅広い事業者の参加を得て、メードイン岩手の産品を購入し、サービスを利用することで地元消費を盛んにし、感染症対策を乗り越える力を付け、地域を元気にしよう」と訴えた。



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