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動物医療充実の力に 盛岡市のズーモ 医師団から獣医師の城戸さん

2020-04-02

優しく手を添えてハクガンを診療する城戸さん(右)

 盛岡市動物公園(愛称・ZOOMO=ズーモ、辻本恒徳園長)=盛岡市新庄=に、協働する「未来を創るどうぶつ医師団」(福井大祐代表)から獣医師2人が派遣される。1日は城戸美紅さん(27)が着任、3日には武井好三さん(64)が着任する。非常勤の獣医師として飼育動物の診療や傷病野生動物の治療を行う。城戸さんは「動物も人間も健康に暮らせるのが一番。経験を生かして盛岡市動物公園に還元し、動物の魅力を伝える活動もしていきたい」と意気込む。

 同医師団は国内の動物園・水族館の動物たちの動物福祉、動物医療と健康管理を向上させ、人と動物の共存や生物多様性の保全につなげようと昨年10月に創設された。獣医師派遣は初の試み。

 城戸さんは大阪府大阪市出身。酪農学園大(北海道)に学び2017年3月に獣医師免許を取得。獣医師として東武レジャー企画(埼玉県)、東筑波ユートピア(茨城県)勤務など動物園動物の医療を約3年経験。19年11月に出張ふれあいどうぶつえんANIMAを開業し、茨城県内で出張動物園の活動を行う。盛岡市動物公園では週3日ほどの勤務からスタートする。

 1日に着任すると早速、同園内動物病院に入院中の動物の診療に当たった。6日前から右足に脱力が見られる雄のハクガンを診療。検査しても骨折などの異常は見られない個体といい、対処療法としてビタミン剤と消炎剤を注射した。

 同園の獣医師は、指定管理者もりおかパークマネジメント社員で常勤の松原ゆきさん(39)、同医師団職員で非常勤の城戸さんと武井さんの3人体制となる。交代で常時1~2人が勤務し、飼育する約100種700頭の動物たちの健康を支える。松原さんは「医療というのはチームでやっていくのが大事。城戸さんは即戦力という感じがあり、一緒に勉強しながら動物たちのために取り組みたい」と語る。

 動物園動物の医療について城戸さんは「他の獣医師と違い普段の健康な状態を見られる。普段から見回りをして、いち早く異変に気付けるようにしたい」と話す。同園の印象を問われると、「広い!」と笑顔。「動物も人も大好きで、動物の魅力を知ってもらうには楽しくないといけない。楽しいことをやる、健康でいきいきとした動物を見てもらうことの力になっていけたら」と語った。



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