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盛岡市立中央公民館2年ぶりに一部供用再開 多世代がより快適に愛宕山老人福祉センターと合築

2020-04-04

リニューアルオープンした盛岡市中央公民館と愛宕山老人福祉センター(左側)

 建物の大規模改修工事のため2年間、休館していた盛岡市中央公民館(同市愛宕町、佐々木一憲館長)は1日から一部供用を再開した。1階バイパス側に同市愛宕山老人福祉センター(稲田真所長)を合築。LEDの採用による照明の改善や段差解消を進め、幅広い世代がより安全、快適に利用できるよう環境を整えた。5月中旬までには、ほんとんどのスペースの利用が可能になる。ただ、駐車場は、工事が完全に終了する2021年7月上旬まで限られた台数しかなく、徒歩や公共交通機関の利用による来館を呼び掛けている。(6面に関連)

 1日から利用が再開されたのは、1階の大会議室、中会議室、和室、別館(旧南部家別邸)、地下の音楽室(旧リハーサル兼音楽室)、研修室、科学技術室、合築された愛宕山老人福祉センター。14日から2階の三つの講義室も使えるようになる。第3講義室は旧視聴覚教室から模様替えし使用料金も値下げした。

 改修は建物本体の耐震補強工事が中心。貸し室の間取りに大きな変化はないが、正面入り口のエントランスは階段がなくなり、全面バリアフリーのスロープに。和室の畳の入れ替えや、調理実習室の水回り改修など劣化の目立っていた箇所は改善されている。

 5月1日からは1階の講堂、控室、聖風閣、愛宕亭、地下の調理、被服、絵画、工作工芸(焼窯室)の各実習室も供用開始。同12日から図書室業務も再開する。ただし、企画展示室(旧第2企画展示室)は21年7月ごろまで工事が続く。

 公民館の再開を待ちわびていた市民も多く、早速見学に訪れ、サークル活動などの予約申し込みをする人も。高齢者向け教養講座「不来方大学院」の常連という盛岡市北松園の太田穎則さん(72)は「バリアフリーで照明も明るくなり、気持ちの良い空間になった」と喜び、本格的な活動の再開を心待ちにしていた。

 茶道、将棋、舞踊、工芸など休館前は約60団体が活動拠点としていたが、駐車場の問題もあり当面は約40団体の定期的な利用を見込んでいる。新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、公民館の自主事業はしばらく中止し、消毒液の配置など予防対策を講じた上で貸し館事業に対応する。

 佐々木館長は「感染防止に十分配慮し、協力も呼び掛けながら、子どもから高齢者まで気持ち良く立ち寄れる場として、さまざまな社会教育活動を展開していきたい」と意欲を語った。

 一方、老朽化に伴い移設した同市愛宕山老人福祉センターは、中央公民館の入り口左側の創作展示室や第1企画展室だったスペースを改築。機能訓練運動室(約93平方㍍)、集会室(約43平方㍍)、教養娯楽室(約34平方㍍)、相談室(約43平方㍍)、談話室(約38平方㍍)などを整備した。

 盛岡市社会福祉事業団が指定管理者として運営。地域の高齢者の生きがい活動の拠点として、町内会や老人クラブ、サークルなどに活動の場を提供する。悩みごとの相談事業や介護予防教室などにも取り組む。季節に応じた旅行など年6回程度の自主講座も企画予定。施設の貸し出しは日中は高齢者の活動、午後6時以降は地域活動が優先される。

 高齢者に人気の電位治療器(ヘルストロン)を旧センターから談話室に移設し、交流の場として開放。同市館向町の五日市芳夫さん(72)は「冷暖房も整備され快適。カラオケなどのサークルもあり、気の合った仲間と世間話ができるのが何より楽しい」と話した。

 問い合わせは、中央公民館が電話019―654―5366、愛宕山老人福祉センターが電話019―624―2208。中央公民館の施設使用料金など詳しい情報は同館のホームページにも掲載。



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