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一人親世帯の食事を支援 ことりでアイスクリームカフェ 盛岡市上田堤 世代超えた居場所に

2020-04-12

ことりでアイスクリームcafeを開いた上野佐世子さん(右)と母親の古月久美子さん

 盛岡市上田堤2丁目で「ことりでアイスクリーム」店を開く上野佐世子さん(38)は、隣の空き家を買い取ってリフォームし、一人親世帯を応援する「ことりでアイスクリームcafe(カフェ)」を11日にオープンさせた。ランチやスイーツを500円前後の手頃な価格で提供。一人親世帯の子どもたちには無料で、親には300円で食事を楽しんでもらう。地域の人が世代を超えて集い、助け合うよりどころになればと願いを込める。

 調理師の上野さんは15年ほど介護施設の厨房に勤務。「いつかは自分の店を持つ」という夢に向かって2018年1月、自宅の一室でアイスクリーム店を始めた。

 現在の夫の千尋さん(37)と14年に再婚。それまでの約10年間、一人で長女を育てていた。仕事と子育てに追われ、気持ちにも余裕がなかった時、両親をはじめ、地域の多くの人に助けられたという。その恩に少しでも報いたいとカフェのオープンを決めた。


空き家をリフォームしオープン。誰もが気軽に立ち寄れる場に

 買い取った木造2階建て民家は築40年。1階の8畳2間と10畳1間がカフェスペースだ。壁紙を張り替えたり、古い茶だんすをソファーに作り替えたり、できるところは家族で協力して手を入れ、くつろげる空間を作った。

 ドリンクやスイーツの他、めかぶと長芋のネバネバ丼、ミートソースパスタ、ひっつみなど、日替わりのご飯もの、麺ものを各500円で提供。350~400円程度の弁当も出す。看板メニューのアイスクリームは県産牛乳や季節の果実など素材にこだわった手作り。シングルは250円、ダブルは300円で持ち帰りもできる。

 店名の「ことりで」は「子どもの砦(とりで)になりたい」という思いから付けた。「子ども食堂」などに取り組む個人・団体で組織する「子どもの居場所ネットワークいわて」にも加入予定。地域の農家に余った野菜を食材として提供してもらうなど、地域の人同士がつながり、助け合う場づくりを少しずつ進めていきたいという。

 「間口を広く、いろいろな人が気軽に立ち寄り、交流できる場にしたい。子どもたちが、家と同じように『ただいま』と言って帰って来られる場になれば」と上野さん。店を手伝う、上野さんの母親の古月久美子さん(68)も「たくさんの人に来てもらいたい」と呼び掛ける。

 ことりでアイスクリームcafe 盛岡市上田堤2の17の2、電話ファクス019―618―0082。火曜、土曜は定休。午前11時から午後5時ごろまで。



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