2020年
6月6日(土)

2021年度新卒社員採用
選考スケジュール更新

全文を読む

春季県大会、地区予選が中止に 関係者も驚くコロナ収束見通せず 県高野連

2020-04-16

米田監督(右手前)から大会中止について聞く盛岡市立高の野球部員たち

 県高野連(会長・南舘秀昭盛岡工校長)の2020年度第1回常任理事会は15日あり、春季東北地区高校野球県大会(5月15日開幕)について、地区予選を含めて中止する案を満場一致で了承した。17日の評議員会で最終決定される予定。これまで無観客試合など規模を縮小して開催する方針を固めていたが、一転して中止が示された。同日午後1時時点で、取材の問い合わせを通じて中止を知る学校関係者もおり、驚きを隠せない様子だった。新型コロナウイルスが高校球児の晴れ舞台を一つ奪った。

 理事会は盛岡市永井のキャラホールで開かれ、約30人が出席。中止案は▽感染症の収束が見通せない▽選手や関係者の健康・安全を確保できない―ことを判断理由とした。本県は県土が広いため、関係者の移動頻度も多く、地区大会も開催できないと判断した。

 東日本大震災津波が発生した2011年も、県大会は地区予選を含め実施。中止は異例の判断となる。

 県高野連は3月30日の臨時理事会の段階で、規模を縮小して無観客で地区・県大会を開催するなどの方針を固めていた。その後、東北地区大会(秋田県)の中止が4月11日に正式決定。県高野連事務局が14日まで再検討を続け、今回中止を提案した。

 事務局によると夏の第102回全国高校野球選手権大会については、6月上旬に日本高野連の方針が示される見込み。例年、春季県大会の結果で決まっているシード校の扱いを含め、夏の県大会は今後検討される。

 大原茂樹理事長は「懸命に夢を追い、努力してきた生徒たちの成果を出す場所を与えたかった。非常に悔しい。必死に開催できる理由を探したが、できない理由を上回るだけの理由を見つけられなかった」と悲痛な思いを語った。

 夏の県大会については「どうしても開催にこぎ着けたい。(本県の)感染者がゼロのまま夏を迎えられたら、絶対に会場をクラスター(集団感染)の場にしてはいけない。消毒をはじめ、やれることを続けないといけない」と語気を強めた。



前の画面に戻る

過去のトピックス