2020年
6月6日(土)

2021年度新卒社員採用
選考スケジュール更新

全文を読む

街ひっそり非常の春 新型コロナで緊急事態宣言 発令後初の週末 盛岡市民も不安の声

2020-04-19

人通りの途絶えた盛岡市大通商店街(18日午前10時半ころ)

 新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的とした緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大されて初の週末を迎えた18日、盛岡市内中心部は閑散としていた。同日は早朝から雨が降り続いたこともあり、大通商店街やJR盛岡駅前の人通りはまばら。営業時間の短縮や臨時休業を決定した店舗もあり、静かな光景が広がっていた。

 滝沢市の会社員女性(52)は、歯科を受診するため盛岡市大通を訪れたという。「人が本当に減った。電車も全然人が乗っていなかった」と驚きを隠せない。「他県から入って来る人が減るので、緊急事態宣言の拡大は効果があると思うが、気がめいる。今までの生活を見詰め直し、本当に必要なものを確認するいい機会にするしかない」と話した。

 盛岡市の高校生、工藤蓮さん(16)は「どうしても必要なものがあり、それだけ買ってすぐ帰ろうと思い大通に来た。いつもより人が数少なく、変な感じ」と周囲を見渡す。「学校では部活も思うようにできず、体育祭がなくなるという話も出ている。10月の修学旅行もどうなるか」と一刻も早い収束を願う。

 同じく高校生の長澤あかりさん(16)=同市=も「新型コロナにかからないよう、手洗いやうがい、手指の消毒に気を付けて生活している」と語った。


静かな光景が広がる盛岡市大通地内(18日午前10時半ころ)

 4月に入り、夫の転勤で東京都内から盛岡市内に引っ越してきたという女性(50歳代)は「転居後2週間は外出を自粛した。3月末の都内は、スーパーに品物がないとか、知人がPCR検査を受けたとかコロナが身近でピリピリしていた」と思い返す。「岩手は感染者が見つかっていないだけで、感染者が居ないというのはあり得ないと思っている。都内で怖い思いをした分、自分たちは広げないという思いで生活している」と話した。

 ホットライン肴町アーケードで買い物をしていた、紫波町の澤田幸子さん(68)は「マスクの材料を買いに手芸店に行ったが、『4月中の土日は休業』との貼り紙があった。残念だが、この事態だから仕方ない。スーパーは普段通り営業しているので、今のところ生活に支障はない」と話す。

 同アーケード内の「理容ファースト肴町店」は、4月の売り上げが2~3割減の状態。舘下大地店長(31)は「感染を警戒し、来店を控える人が増えている。今後県内に感染が広がったら、営業時間の短縮や休業も検討しなければならない」と不安を募らせた。

 盛岡市天昌寺町の会社経営の男性(36)は「子ども大人問わず、外でスポーツをしている集団を見かける。もっと強制力のある規制をかけないと感染が広がる」と自治体にさらなる対応の強化を求める。「コロナ対策に関する自治体の会議をオンラインにし、リアルタイムで情報を届けてほしい」と要望した。



前の画面に戻る

過去のトピックス