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全国高総文祭ウェブ開催に 高知大会 生徒集めない発表模索

2020-05-13

高校生活最後の総文祭に出展する作品を前にする立川目宇翔さん(左)と金井保憲美術講師

 高知県で夏に開催予定の第44回全国高校総合文化祭(総文祭、2020こうち総文)は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、生徒の移動を伴わないインターネットを活用した開催に変更することになった。主催者の文化庁と全国高文連(会長・五日市健岩手県高文連会長)、高知県実行委員会が協議し、12日に「2020こうち総文」ホームページなどで発表した。書道や美術・工芸、写真、演劇、合唱など、ウェブでどのような画像・動画の配信が可能か、各専門部の意見を聞きながら今後協議していく。

 総文祭は、全国の高校生が集まる「文化部のインターハイ」と呼ばれ、今年度は7月31日~8月6日に高知県内で23部門(協賛4部門含む)が開催予定だった。全国から約2万人の参加を見込んでおり、生徒の健康・安全を最優先に、感染リスクを抑えながら成果発表の場の確保を目指し、ウェブ開催へ方針を決めた。

 具体的な発表形式は今後協議していくが、美術・工芸作品などの画像をネット掲載した場合、鑑賞の観点から全ての作品に対応できるかなど内容を詰めていく。合唱や吹奏楽は動画での発表も考えられるが、参加方法や配信形式、審査の有無についても今後協議する。

 本県から参加が決まっている部門については、実行委員会で検討を進めている各専門部の開催形式の決定を受けてから、参加などを取りまとめることになりそうだ。囲碁、将棋、小倉百人一首かるたは県代表が決まっていないが、生徒が対面する部門であることから開催可否などを受けて今後方針を決める。

 県代表として、美術・工芸部門に参加が決まっている杜陵高3年の立川目宇翔(たかと)さん(17)は「(高知に)行くつもりでいたのでウェブ開催と聞いて驚いたが、全国から高校生が集まるので仕方がないとは思う」と受け止める。高知市で2019年度に開かれた「まんが甲子園」に美術部の部員3人で出場しており、「全国大会は刺激になったので今年の高知での総文祭も楽しみにしていた。ウェブ開催でも、自分の作品を見てもらいたいという思いはある」と希望を託す。

 指導してきた金井保憲美術講師は「インターハイが中止になって悔しい思いをした運動部の生徒と同じように、文化部の生徒たちも3年間頑張ってきた。残念な気持ちだが、やむを得ない。今回については(ウェブに加え)作品集やDVDなど生徒の成果をまとめて記録しておくようなものがあってもいいのでは。一人でも多くの人に成果を見てもらい」と語った。



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