2020年
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晩春に紅白のエール 雫石小 コロナ対策徹底して運動会

2020-05-25

校庭を元気いっぱいに走り抜ける児童

 雫石小(阿部あずさ校長、児童276人)で24日、運動会が開かれた。新型コロナウイルス感染症の影響で運動会の開催中止や延期を行う学校もあるが、同校ではさまざまな感染防止対策を講じ、例年より時間も短縮して開催。雨で1日順延したが、この日は天気にも恵まれて、児童が元気いっぱいに校庭を走り、応援や歓声が校庭に響いた。さんさ踊りや鼓笛のパレードなど、この日のために練習してきた成果を存分に発揮した児童の顔も充実感に満ちていた。

 同校では、例年は昼食を挟んで午後2時30分まで運動会を実施している。今年はお弁当を食べる時間などもなくし、午後0時30分までに時間を短縮した。感染防止対策として、児童が座る席の間隔を空けた他、競技以外のマスクの着用を徹底。保護者も敷物やいすを使わずに立ち見とし、密集になるのをできるだけ避けるために校舎のベランダなどを開放して観覧できる工夫も取り入れた。


運動会恒例の玉入れを楽しむ1、2年生

 紅白に分かれての応援合戦で幕を開けた運動会。「心は一つ 勝利に向かってファイト! 雫小」のスローガンの下、徒競走や玉入れ、借り物レースなど、運動会の定番の競技の他、3、4年生によるさんさ踊り、5、6年生による鼓笛パレードなど表現の披露も行った。集まった保護者らも、児童の頑張る姿をカメラに収めていた。

 一方で、競技にも新型コロナの影響がおよんだ。児童同士が密になるのを避けるため、例年行っている3、4年生による団体戦での綱引きを取り止め、代替の競技として段ボール箱から先端が出たひもを引き出してゴールする「1人で綱引き」を実施。段ボールに隠れたひもの長さを長短さまざまにすることで運の要素も取り入れるなど工夫が凝らされた競技に、児童も楽しそうに取り組んでいた。

 6年の戸高雛さんは「最後の運動会になるので、できないと嫌だと思っていたが、できると聞いてうれしかった」と運動会が開催できたことを喜んだ。「たくさん練習してきた鼓笛が一番楽しみ。みんなで応援とかも頑張って、総合優勝したい」と意気込んだ。


マスク姿で入場行進する雫石小の児童

 白組の応援団長を務めた6年の中島正太郎君は「コロナの影響で他の学校では運動会ができないところもある中で、小学校最後の運動会ができてうれしい。白組を勝たせるために全力で声を出したい。鼓笛のトランペットもたくさん練習してきたので頑張って吹きたい」と話した。

 阿部校長は「1学期に運動会を開催するということは、6年生にとって最高学年としての意識を高め、リーダー性を養う上でもすごく意義がある。児童にとって1年間の始まりとして心を一つに、一生懸命物事に取り組んでいく姿勢が培われればいいと思う。こういう状況の中での開催だが、児童には自分たちの持っている力をたくさん見せてほしい」と児童の成長につながる機会となることを期待した。



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