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新体制で6月1日営業開始 盛岡市動物公園 新しい仲間もお出迎え 飼育充実へイベント有料化

2020-05-26

動物も職員も開園の準備が整った盛岡市動物公園

 盛岡市新庄の盛岡市動物公園(愛称ZOOMO、ズーモ)は6月1日から、今シーズンの営業を開始する。4月に運営体制が盛岡市動物公園公社からもりおかパークマネジメント(新沼正博代表取締役)に変更。動物福祉の観点からイベントの見直しなどを行ったほか、ピューマやハチクマなど新たな仲間も迎える。獣舎や修景など動物公園全体の改修は、一時開園後の12月からの休園期間中に順次行い、2022年春にリニューアルオープンを目指す。

 6月の開園から仲間入りする動物は、静岡市立日本平動物園から今月19日に来園した雌のピューマ「ニーナ」や、同園として3年ぶりの飼育となる猛禽類のハチクマ、過去に展示実績のあったハヤブサも加わる予定。ニーナは同園にいる雄のタフと将来的な繁殖も視野に入れる。

 6月1日から7日までは特別企画として、ズーモオープン記念イベント「お宝を探せ」を実施予定。動物園ならではのプレゼントを毎日3種類、園路に隠し、発見した人にプレゼントする。

 公社時代は、日本一催し物が多いことが売りだった同動物公園。6月からの開園に併せ、動物福祉に配慮した実施方法に変更した。ウサギやヒヨコ、モルモットと触れ合えると人気だった事業は、名称をラビットパラダイスに変更してウサギについて勉強をしながら背中に触る程度にする。


6月の開園に合わせて新たに仲間入りしたピューマのニーナ


 イベントはこれまでは無料だったが、全て有料化し、参加費の一部を飼育動物の生活の質の向上のために活用することで、参加者にも動物園を一緒に育ててもらえるようにする。イベント参加は、事前購入や当日購入の園内共通チケットで支払い、イベントの人数制限などでチケットが余る可能性もあるため、売店や食堂の金券としても使用できる仕組みを取る。

 自然環境保護などを考えていく上で、園内に約30カ所あった自動販売機を駐車場を含め3台に減らす。購入額から寄付ができる形の寄付型自販機として環境問題について啓発する機会とするほか、ペットボトルではなく、紙や缶で提供する形を取る。

 開園に当たっては、新型コロナウイルス感染症の対策として、ピューマとゾウの餌やり以外のイベントは当面自粛。動物と来園者の距離を保ってもらうために、各獣舎前にロープを張る。マスク着用やアルコール消毒の徹底、来園者同士の距離が近くならないように呼び掛ける看板の設置、食堂は席の間隔を取り席数を削減する。売店ではレジ前に飛まつ防止のシートを設ける。

 辻本恒徳園長は「リニューアルはこの先で、施設自体は大きく変わらないが、もりおかパークマネージメントに運営が変わり、職員もモチベーションを新たにお客さんのニーズに応えられるように一生懸命考えながら企画を練った。新しい動物公園の前段として、動物たちを見て喜んでもらうことはもちろん、売店や食堂、お客さんのサービスなども刷新し、大いに楽しんでもらえると思う」と来場を呼び掛ける。

 開園時間は午前9時30分から午後4時30分まで。11月30日までは休園日は設けずに開園する。入園料は500円で、中学生以下は無料。土日祝日は駐車場料金、普通車200円、大型中型車1千円。



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