2019年
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令和で初の終戦記念日 黙とうし「お言葉」聞く 岩手護国神社 追悼平和祈願祭に200人

2019-08-16

岩手護国神社で行われた火焚神事で護摩木をくべる参列者たち

 第2次世界大戦の終戦から74年目を迎えた15日、県内各地で戦没者を追悼する行事や政党による街頭宣伝活動が行われた。昭和、平成から令和になって最初の終戦記念日。戦没者の家族は高齢化し、戦争を知る世代が減って記憶の風化が叫ばれて久しい。改めて戦争の悲惨さや平和な世界について、国民が考える一日となった。

  岩手護国神社(藤原隆麿宮司)の戦没者追悼平和祈願祭は15日、盛岡市八幡町で営まれた。東京・日本武道館で行われた政府主催の戦没者追悼式が中継され、来賓や遺族ら約200人は正午の時報で黙とう。即位後初めて出席された天皇陛下のお言葉に耳を傾けた。境内では火焚(ひたき)神事が行われ、参列者全員が護摩木をくべ、鎮魂の思いを込めた。

  英霊にこたえる会県本部の内藤隆会長が祭文を読み上げ、「令和を迎え、戦争のあった時代はますます遠くなり、記憶の風化が進むのを危ぐする。英霊の尊い犠牲と遺族の心痛・苦労を未来の次世代へ継承し、平和で住みよい祖国・日本、郷土・岩手の貢献に取り組む」と誓いを立てた。

  県遺族連合会や各地区遺族会関係者、階猛、高橋比奈子両衆院議員、木戸口英司、横沢高徳両参院議員、達増知事、県議6人、盛岡市議らも出席し、玉串をささげて拝礼した。

  奥州市衣川の髙橋三男さん(82)は、父親が90歳代で他界するまで家族代表で参列し、髙橋さんが十数年の空白を経て今回初めて参列した。「戦争が世界からなくなれば良い」との思いを新たにしながら、最近の国際的な緊張状態に「不安がよぎり、心配になる」と眉を潜めていた。



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