2020年
7月14日(火)

おかげさまで創刊50周年

全文を読む

旧ななっくは「もなか」に 22年解体着手 24年再生完了 「盛岡の真ん中」目指す フロアは生鮮食品店中心

2020-05-29

再開発に向けて設置されたポスターを見る市民

 約1年前に閉店した盛岡市中ノ橋通の旧商業施設Nanak(ななっく)が2024年、新たな商業施設「monaka(もなか)」に生まれ変わる。生鮮食品店を中心としたフロア構成で、地元住民の買い物需要に応え、旅行者含め、誰もが一息つける施設を目指す。再開発エリアは、旧ななっくと、東側に隣接しているテナントビル5棟の敷地約6100平方㍍。今年度中に再開発の基本計画を策定し、22年中に旧ななっくの解体に着工する。

 「もなか」は盛岡の真ん中を表現。旧ななっくで最も集客力があった生鮮食品店を中心にフロアを作り、3階以下の建物にする。敷地内に駐車場を確保して利便性を高め、非常用のストックヤードも設けて備蓄拠点の役割も果たす。バスセンターに通じる通路などは設置しないという。

 もなかを含めた再開発のコンセプトは「盛岡らしさのど真ん中~地元民のサードプレイス」。子ども、高齢者、旅行者など誰もが気軽に立ち寄れ、息抜きやリフレッシュができるエリアを目指す。21年度開業の盛岡バスセンター、商店街、観光情報プラザなど周辺施設との親和性が高く、河南地区の回遊を促すようなエリアにする。

 4月27日に、再開発エリアの地権者8人で、基本計画を作成し事業を進める「中ノ橋通1丁目地区市街地再開発準備組合」を設立。理事長には、旧ななっく所有者のカガヤ不動産(盛岡市肴町)の加賀谷輝雄社長が就いた。


2024年開業を目指し再開発が行われる旧Nanakと周辺エリア


 今年度中に新設する建物の規模、図面、総工費、建築スケジュールなどを示した基本計画を固め、21年度からテナントの募集を開始。「シンポジウムなどを開き、住民や事業者の意見を基本計画に反映させたい」としている。

 旧ななっく解体着手は22年中。21年9月ごろに、準備組合を都市再開発法に則る「再開発組合」に変え、再開発計画が国交省に認定された後、解体を始める。大きな建物のため解体費は数億円規模で、1年から1年半かかる。更地にした後すぐ新施設を建設する。

 解体期間中、旧ななっく建物の一部でホットライン肴町アーケードに面した3店舗は、近場のテナントか仮設店舗で営業を続ける。

 東側のテナントビル5棟は、入居している店舗や事務所などを新施設に移転させた後に解体。跡地には、分譲・賃貸マンションを建築する計画もある。

 加賀谷理事長は「県や市の指導を仰ぎ、地域の皆さまと意見交換を重ねて再開発を進め、肴町・河南地区エリアを盛岡地域で一番にぎわう町にしたい」と話していた。



前の画面に戻る

過去のトピックス