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祖先取り持つ縁大切に 「樋爪」姓の全国組織が発足 新たな交流へ夢広げ いわての学び希望基金に10万円

2020-05-31

2019年7月7日に開かれた「樋爪サミット全国の樋爪さん大集合in紫波!」。全国の樋爪さんが交流した。

 紫波町の樋爪館懇話会(高橋敬明会長)が昨年7月に開催した、発足10周年記念シンポジウムをきっかけに、この4月、全国の「樋爪」姓の有志が集まる親睦組織「樋爪会」(樋爪憲三会長)が発足した。会員の近況や歴史検証活動を紹介する会報の発行、2~3年に1回程度の親睦会の開催などを計画。互いの祖先が取り持った縁を大切に、新たな交流を生み出していきたいと夢を広げる。会の発足を記念し樋爪会長(75)=石川県羽 樋爪館懇話会は紫波町の赤石公民館を拠点に活動する地域住民の歴史研究会。赤石地区にある奥州藤原氏の一族、樋(比)爪氏の居館「樋爪館」について学びを深め、歴史を生かした地域づくりにも力を入れている。

 昨年7月には懇話会発足10周年を記念したシンポジウム「平泉と並び立つ『比爪』の実像を探る」を同町で開催。この時、全国の「樋爪」姓の人を集めたサミットも企画し、北海道、富山、石川、京都などから11人(家族を含めると17人)が参加し親睦を深めた。

 参加者から「これを契機に情報を共有できる場があるとうれしい」と声が上がり、全国の樋爪さん5人と樋爪館懇話会の高橋会長が発起人となって親睦組織の発会を提案。規約などを整え、4月1日に「樋爪会」が正式に発足した。
 年会費は一人千円で、樋爪姓または旧姓が樋爪姓の人、役員会で特に適格と認められた人が入会できる。これまでに全国の17人が入会。他に数人から問い合わせがあるという。


樋爪憲三さんからの手紙を手に、今後の活動に思いをはせる、樋爪館懇話会の高橋敬明会長

 事務局も務める樋爪会長は「紫波町のサミットでは全国の樋爪氏の子孫が一堂に会することができてうれしかった。姓が同じだと互いに親戚のような近親感も湧く」と喜ぶ。能登半島付近には、樋爪姓が多いだけでなく、源平合戦で敗れた平氏や、奥州藤原氏に庇護を求めた源義経にまつわる伝説も数多く残されていると言い、「自ら調べた成果も発信していきたい。これをきっかけに、地元と、岩手や紫波町との交流も深まれば」と意欲を燃やす。

 いわての学び希望基金への寄付については「東日本大震災と新型コロナのダブルパンチで大変な思いをしていると思う。被災地の子どもたちのために、少しでも役に立てれば」と語った。

 樋爪会参与となった懇話会の高橋会長(85)は27日、県ふるさと振興部地域振興室を訪れ、樋爪会長から託された寄付金を届けた。「シンポジウムが一過性のものに終わらず、将来につながる結果となってうれしい。交流会が開かれた際は、懇話会のメンバーと一緒に参加したい」と楽しみにしている。
咋市=は27日、いわての学び希望基金へ10万円を寄付した。



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