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盛岡市動物公園に“春”到来 来園者の安全徹底 新型コロナ対策 動物との距離保って

2020-06-02

距離を保ちながらも、動物たちの迫力にわくわく

 盛岡市動物公園ZOOMO(ズーモ、辻本恒徳園長)=盛岡市新庄=が1日、春季開園を迎えた。例年は3月半ばに開園していたが、指定管理者の移行に伴う引継ぎ期間として今年は5月31日まで休園。来園者と飼育動物の安全を考え、新型コロナウイルス感染症の対策を取りながら今シーズンの営業がスタートした。開園セレモニーは行わず、開園時間の午前9時半に辻本園長ら職員代表が来園者たちを出迎えた。

 この日は晴れて気温も上がり、動物たちも活発に動いて久しぶりのお客を迎えた。

 新型コロナ対策のため、入園口前ではフェースシールドを装着したスタッフが来園者の検温に当たった。主な施設の入り口には靴底や手指の消毒液が用意され、レストランなどでは3密を回避する対策も。動物との接近、接触を伴う催しは当面中止している。

 動物と距離をとるため展示場前に張られたロープには「トウホクノウサギ4頭分」など、適切な距離を動物の体格に換算した掲示も設置。訪れた人はそうした掲示を興味深く眺めながら、思い思いに散策を楽しんでいた。

 7日までは、オープン記念イベント「お宝を探せ」を開催中。広い園内に隠された景品を発見した人にプレゼントする。

 触れ合いや餌やりなどの催しは動物の福祉に配慮した実施方法に一新、内容をより充実させた上で参加を有料化した。参加費の一部は飼育動物の生活の質向上に役立てられる。イベント参加には園内共通チケット(10枚つづり、税込み1100円)が必要。園内で販売するほか、デジタルチケット購入サイトPass Marketから1割引きで購入できる。


飼育動物のバッジなど新たなオリジナルグッズも登場 

 今後、国内初の人工授精による繁殖を目指すアフリカゾウのマオ(雌17歳)の「ダイエット大作戦」などを予定している。催しの最新情報は同園ホームページを参照。

 売店も「ZOOMOショップ」として進化させた。同園のツキノワグマ「姫」「リオ」や柵によじ登るアナグマなどをかたどっている田舎labo(花巻市)のバッジ、コシェルドゥ(奥州市)によるオリジナルデザインの起き上がり人形や、県内の福祉作業所で作られた動物グッズなどを販売。藤原養蜂場の蜂蜜入りソフトクリームも味わえる。

 盛岡市南大通から来園した男の子(5)は「動物を見るのが好き。動物は全部好き」と目を輝かせていた。40代の母親は「オープンを楽しみにしていた。近くて通いやすく、動物だけでなく植物や昆虫も見られるのがいい」と話す。3人の子どもたちを連れて家族で訪れた菅原静花さん(31)=盛岡市厨川=は「いつも3月の開園の時に来ていた。子どもはウサギの抱っこができなくて残念そうだけど、久しぶりの外出なので、何を見ても楽しいと思う」とほほ笑んだ。

 辻本園長(59)は「半年ぶりのオープンで、動物とお客さまがいて生まれる楽しさを感じうれしく思う。一年で一番いい新緑の季節の動物公園に、ぜひご家族で訪れ、日頃のリフレッシュをしてもらえたら」と話している。

 開園は午前9時半から午後4時半まで。入園料は大人500円、中学生以下と65歳以上の盛岡市民は無料。



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