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今年度から4車線化工事 杜の大橋 25年度供用目指す 工程見直し→総事業費36億円

2020-06-17

下り2車線(右側)が整備され、4車線化する杜の大橋(中央公園から盛岡駅西口方面を撮影)

 県は、盛岡市の盛岡駅西口と盛南エリアを結ぶ「杜の大橋」について、今年度から4車線化工事に着手する。現在、県公共事業評価専門委員会で再評価の審議中。2006年度に西側の上り2車線で暫定供用以降、東日本大震災津波の影響や構造物の基準見直しに伴う耐震対策があり、総事業費を約10億円増の約36億円とし、事業期間も10年延長して25年度に見直した。再評価で事業継続が認められれば、今年度から4年掛けて上部工の工事を始める予定。

 杜の大橋は、盛岡駅西口を起点とする都市計画道路・盛岡駅本宮線(延長2・42㌔)の、雫石川に架かる延長494㍍。暫定供用した西側上り2車線、橋りょう下部工整備などが第1期工事に当たる。

 今回は第2期工事として、計画では橋りょう上部工工事により4車線化。雫石川右岸の中央公園高架橋(延長163㍍)と取り付け道路(同261㍍)を改築する。事業延長は合わせて918㍍。幅員は23~26㍍。上部工を23年度まで4年で整備。その後、舗装工事などで仕上げをし、25年度までに事業完了、供用開始を目指す。用地はすべて第1期で取得済み。

 総事業費については、東日本大震災以降の人件費や資材など工事費高騰で約8億円、12年の耐震基準改定に伴う耐震対策として約2億円の増額。これにより、26億円から36億1千万円となった。

 第2期の工期は当初11年度から15年度だった。その後、復興関係事業を優先するなど工程を見直し。25年度まで10年延長された。

 所管する県土整備部都市計画課によると、第2期工事の事業費の一部は20年度一般会計当初予算に計上。再評価は8月にも結論が出る予定で、事業継続となれば、入札などの手続きが始まる。

 公共事業評価専門委は16日、盛岡市内であり、同課が事業概要などを説明。対応方針案で「事業継続」と示した。7月13日には現地調査がある予定。事業費増額について、専門委員長の小笠原敏記岩手大理工学部教授は「理由がはっきりしている」などと述べた。

 費用便益比(B/C)をみると、杜の大橋が未整備段階と4車線化した場合とを比べると3・9あった。暫定供用後の10年と未整備段階と比べると、4・1だった。10年の1日当たりの計画交通量は1万3300台。

 また、暫定供用後と4車線化を比べると、6・9になる。盛南開発の完成とそれに伴う市街地整備により、居住人口が増え、通勤通学などの交通量が増加傾向にある。バスなど公共交通へのニーズも高まっている。このため、20年度の計画交通量は1万5297台と10年前より増えた。



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