2020年
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盛岡地区きょう開幕 夏の高校野球県大会予選 プレーできる喜び胸に

2020-07-02

 2020年夏季県高校野球大会(県高野連主催)の盛岡地区予選が2日、県営球場で開幕する。新型コロナウイルス感染症の影響で、例年と違う形で迎えた夏。各チームの選手、特に高校球児としての集大成を迎える3年生は野球ができる喜びと感謝を胸に、仲間と試合に臨む。

 夏季県大会は、新型コロナの影響で中止となった第102回全国選手権大会県大会の代替として、県高野連が企画。多くの野球関係者の協力で実現した。

 移動による新型コロナの感染、拡大リスクを最小限にするため、県内7地区で予選を実施。5日まで(雨天順延)県営球場で行われる盛岡地区予選には、16校が出場。4日間で8試合を行い、勝利した8校が県大会に出場する。

 11日に開幕する県大会は、地区予選を通過した31校が出場。優勝校は8月9日から11日に宮城県の石巻市民球場で開催の東北地区高校野球大会に進み、東北王者を目指す。

 県大会および地区予選は9回制(コールドあり)。延長13回からはタイブレーク方式で試合を継続する。球数制限(1週間500球)と申告敬遠を採用する。開会式、試合後の勝利チームの校旗掲揚は行わない。

 原則無観客試合。控え部員と、保護者はベンチ入りメンバー1人につき2人までの入場を認める。登録選手は20人で、試合ごとに変更できる。

■ 盛岡商 試合楽しんで力を発揮

気合いを入れて打撃練習を行う盛岡商の選手たち


 「自主性」と「指摘」を掲げて課題を全員で解決してきた。遠山翔矢副主将(3年)は「コミュニケーションを取り、自分でやる力が高まった」と実感する。

 昨秋の県大会では28年ぶりの4強入り。主戦・櫻庭悠空投手(2年)の粘り強い投球が躍進を支えた。

 「投手が荒れたら、チームのリズムが悪くなる。役割が果たせるよう練習から心掛けている」と櫻庭投手。

 冬季は打撃の質にこだわって鍛え、守備からリズムを作る戦い方に打ち負けない打力も上乗せした。

 しかし、力を発揮する目標の場だった春季大会、夏の選手権大会は中止に。

 戸惑いもあったが、代替大会に向けて再び集中力を高めてきた。打線の中軸を担う田山頼翔副主将(3年)は「小学2年から野球をやってきた全てをぶつけたい。声も出してチームに貢献する」と気合十分。

 川野知樹主将(同)は「今までやってきた大会が当たり前ではないことも認識できた。感謝し、野球を楽しむことをモットーに試合に臨みたい」と意気込んだ。

■ 江南義塾 全員主役の意識で出陣


大会に向け、実践的な練習に取り組む江南義塾盛岡の選手たち


 選手14人、マネジャー3人で「日々成長・日々向上」をモットーに、一人一役、全員主役の意識で練習に励んできた。

 選手権大会の中止、代替大会の開催を受け、田澤環太主将(3年)は「県高総体がなくなってそのまま部活を引退する3年生もいる。素直に喜んでいいのかという思いもあった」と振り返る。

 打線では2人の3年生、両打ちの田澤主将と勝負強い瀧澤文冴内野手が鍵を握る。

 守備の要も遊撃の田澤主将。球際に強く、安定した守備でチーム全体をけん引。

 一人ひとりが役割を自覚し、ミスも全員でカバーする。

 初戦の相手は、昨秋東北大会4強の盛岡大附。村上宣樹監督(29)は選手らに「小さな学校の大きな挑戦。どこまで食らいつけるかだ」と伝えた。

 田澤主将は「うちは個の力で押し切ることはできないので、つないで勝つ戦い方。県高野連で大会をやってくれることに感謝し、自分たちの野球をして最後まで戦いたい」と力強く語った。



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